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2006年4月 7日 (金)

隣のおばあちゃんとの共同生活 vol.2

引越し作業の最中。


「家賃4万円ね」

見守っていたおばあちゃん、突然のたまう。


へ?

払うの?

身内なのに?


理不尽だったが、ま、しょうがないかと思い(もう引越してるし)、月々払うことに決まった。


「なんだかなあ。ま、甘く考えすぎてたか」

ぶーぶー言いながらも、作業を続ける。







荷物の片付けが人団欒つくと、コンコンとドアをノックする音。

「りょうちゃん、おばあちゃんだけど、うちにいらっしゃい」

おばあちゃんの声。

「はい」

ダンボールを掻き分けながら、隣の母屋に行く。




おばあちゃんは、縁側に腰掛けて待っていた。



「東京に出てきたからには、言っておきたいことがあるの」


「はあ。なんでしょうか」


「私鉄は辞めなさい。JRにしなさい」


「え?なんでですか?」


「よくないから」


理由がない。


「はあ。あ、じゃあ、三鷹から乗るようにします」


おばあちゃんの機嫌壊してもなあ。とりあえず受け入れる。


「あ、あと、大阪の女は駄目ね。つきあっちゃ駄目よ」


「え、なんでですか?」


「あいつらは、ほんとよくないから。」


理由がない。もう、私情じゃないか。この話。



「はあ」


「あと、新宿に行く時は気をつけなさい。行くなら、コンドーム持って行きなさい」


「はあ?え!?」


なんじゃそりゃあ、どんな偏見だ~。
コンドーム!?
行く時は毎回持っていくんかい?
どんな場所なんじゃ、新宿は。



「女性には気をつけなさい。何があるかわからないんだから」


新宿は怖い街らしい。



「はあ」


「はい。じゃあ、あと一つ。時々相談に乗ってほしいことがあるときは、話を聞いてな。
アパートに住んでる子のことで。りょうちゃんは年近いだろ」


母屋にくっついている(ほんとにくっついているのだ。アパートは母屋を挟んで、僕の離れと逆にある)アパートには、大学生が6名ほど住んでいた。



「わかりました」


「じゃあな」


「はあ」



縁側の戸を閉め、中に入っていってしまった。戸はすりガラスではないので、中が全部見える。おばあちゃん、店屋物を取っていたらしく、ご飯を食べ始める。



「はあ」

なんだ?このおばあちゃん。




母屋を見て呆然とする中、
僕の離れの一日が終わるのであった。




つづく

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コメント

どんなオチがあるのか楽しみです。
どうやってこのおばあちゃんから逃げ出せのかも興味あります(笑)

投稿: 夕陽 | 2006年4月 7日 (金) 00時08分

>夕陽さん

このあともいろいろごたごたは続きまして・・・。

この話にオチがあるのかわかりませんが。

つづき、お待ちくださいな。

投稿: りょーちん | 2006年4月 7日 (金) 13時55分

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