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2006年5月31日 (水)

これまでにない多くの人から見下ろされる

夜の満員電車。

「しまった!座ってしまった」

空いていたことをいいことに座ってしまった。 その時には、こんなことになるなんて思ってもいなかった。





座った時には、座席は全て埋まり、立つ人はドアの周り付近に立っているだけだった。

しかし、発車時間が近づくにつれ、乗り込んで来る人・人・人。

あっという間に、僕の周りは人で埋め尽くされ、身動きが取れないことになってしまった。




座っている僕の足に寄りかかる足。

僕が座っているところを通り越して、後ろの窓に手をつく人。





もう、どこを見ていればいいのやら。

とりあえず、目を瞑る。

瞑るしかない。




しかし参ったな。

ところで、僕、降りられるのか

これは小田急線。

僕は下北沢より、東北沢のが家が近いので、小田急線の時はそこで降りる。




目を開け、周りを見渡す。

いや、見れる部分だけ、見渡す。

「無理だな、こりゃ」

もう一度目を瞑る。




すると、急に、宇宙人が打つような光線の音が、

「ピュルル~ン。ピュルル~ン」

ビックリして、目を開け、音の出所を見る。

・・・。

目の前の人の携帯が鳴ったらしい。




近い距離だからビックリしたよ。

変な音だったし。




「はあ」

また、目を瞑る。

たぬき寝入り




東北沢に間もなく着く。

誰も動く気配はない。



到着。

誰も動く気配はない。



僕、動ける気配はない

「無理」

下北沢まで行くことにする。

「ま、5、6分変わるだけだしね・・・、うん」




のしかかる足。

覆いかぶさる体。





お酒臭いし・・・。

うう・・・。

次は絶対降りる。




下北沢では、多くの人が降り、それに便乗して降りる僕でした。

「降りる~、降りる~」

って言ってね。




ありゃあ、「僕、降ります」って言っても、東北沢では降りれんかったよ。

座らなきゃよかった・・・・・。

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2006年5月30日 (火)

二人のハートを壊さないよう・・・

午後のひとときをゆるりカフェなんぞで。

古い民家を改造した、2階建てのカフェ。

階段が、昔住んでいた実家を思い起こさせる。




カフェラテを飲んで、ゆるりゆるりとしていると、

下から、作業着を着てヘルメットを被った、年配の男性が上がってきた。



「何か工事でもするのかな」


と、思って見ていると、その後ろから淡いピンクのスーツを着た年配の女性も上がってきた。

二人は、同じテーブルに着く。



男性はヘルメットを取り、脇に置く。

女性は男性ににっこり微笑む。



「もしかして・・・」



仕事の休憩時間にカフェに行こうと、家を出る出掛けに話し、

カフェの前で待ち合わせ。

奥さんは、久々のデートなのできちんと身支度。



なんて、感じかしら・・・。


「うわ~。それいい!!」


そんな二人いいな。

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きっとそうなんだろうと思いながら、
いつも同様、カフェラテのハートを壊さないよう飲む
僕でした。

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2006年5月28日 (日)

りょーちん、ひとり、高円寺カフェ

りょーちん、ひとり、高円寺カフェ

来週土曜日にひとり即興芝居ライブをする高円寺カフェに来ている。

ライブの打ち合わせというのが大名目だが、美味しいご飯を食べに来ましたと言った方が、今日来た理由はあたってる。




高円寺カフェは、以前、僕が参加している東京コメディストアジェイの外部ライブとして3回ほど使わせて頂いた。

僕個人のものとしては、初めてになる。




マスターと話をする。

ここの店の雰囲気も好きだし、マスターの人柄も好きだ。

だからここでやりたいわけなのだけど。




僕が大好きな「カフェ」で、中でもお気に入りな高円寺カフェで、ひとり芝居ができるということで、ちょっと興奮している。

店に実際、今来ていることが、さらに興奮させているのだけど。




今日頼んだのは、 「豚しゃぶご飯」。

いつもながら、すごいボリューム。

しかし、ペロッと平らげてしまった。




店にはフロアにいくつものテーブルが隣り合って並んでいるのだけど、一つのテーブルが、まるで独立した空間のように存在している。

そこにいる人たちは、他の人たちに惑わされることなく、その空間を楽しんでいる。

非常にくつろげる空間。




僕はここでひとり芝居をするわけだが、せっかくここでやるわけだし、ここの空間にいい意味で影響されながらやれればいいなと思っている。

それを意図してもできないし、意図すると窮屈になるのだけど。

お客さんも、ここの空間を楽しみながら、僕のひとり芝居を楽しんでくれれたらいいと思う。

偉そうだけどさ。

お互いに楽しんでいられたら、それ一番楽しいよ。

と、美味しいご飯とね。





「伊坂亮 ひとり即興」
来週土曜日17時、19時より。
高円寺カフェにて。

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2006年5月27日 (土)

雨合羽の男の子とお父さん

雨合羽の男の子とお父さん

そういえば、もうここ10年以上カッパを着たことないなあと思った。

僕の前に歩く、お父さんと小さい男の子。 お父さんは傘を差し、男の子は雨合羽を着ている。

男の子は、よほど雨合羽を着れたのが嬉しかったのか、お父さんの歩く速度に負けまいと、一生懸命走って踊っている。




男の子を見て思う。

「雨降りが楽しい」 なんて思うこと、もうないなあ。

今は、傘を差す煩わしさ、 服が濡れる煩わしさしかない。

「雨なんか寝ている間だけ降ってくれりゃあいいのに」

本気でそう思う。





男の子が、少し長めの雨合羽の裾を踏んづけたのか、転んでしまった。

泣き出す男の子。

お父さんは、しっかり男の子が濡れないよう傘を差しながら、汚れた膝頭を手で払ってあげた。

男の子は、しだいに泣き止む。

「抱っこ!」 と言ったか言わずかわからないが、お父さんは男の子を抱え上げる。

傘を差し直し、歩き出すお父さん。





その二人を見て思う。

「雨は人との距離を近くさせるなあ」

二人の微笑ましい姿を見たら、雨の一ついいところを見つけてしまった。

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後ろから問う。あなたは誰。

とあるお店のカウンター

若い男二人が並んで座っている。

その後ろのテーブルで、オレンジジュースを飲む僕。



そこに、長い金色の髪をした、白い皮ジャンを羽織った人が、男二人の隣に座ってきた。

座ってきたというと語弊があるな。
座る場所がその他にはなかったので、空いているカウンター席に座った。
そこが、たまたま男二人の隣だった。



後ろから金髪の人を見ても、男か女かわからない。
体は細いが、最近、女性みたいな体型の男性はいるし、一概に決めつけられない。
座り方は男っぽいが、これも決め手にならない。



と、そんなことを後ろから思っていると、男二人は、しきりに隣に座る男か女かわからない金髪の人を見ている。


しきりに。


何か特別変わった動きを、その金髪の人がしていたわけではない。

たぶん、気になる何かを、その人に見つけたのだ。



彼らは、「しきりに」を繰り返す。



気になる。



気になるところに、さらに気になるオファーを受けた。




果たして、その人は有名人なのだろうか?

綺麗な女の人なのだろうか?

それとも、女性っぽい男性なのだろうか?

もしかして、オカマさんなのだろうか?




想像は膨らむ。




しばらくすると、男性二人は席を立ち、帰っていってしまった。

残った長い金髪の人と、気になる僕。

気になる。



後ろから見つめる。



彼、もしくは彼女は顔を斜めに向けることもない。
所作を乱すこともない。
どちらかの性を認識させる行動をするわけでもない。



はて?




しかし、ずっと後ろから見ている訳にはいかない。変な人だし。僕が。

書き物をしようと目を離すと、その人はそれを察知したかのように、すっと立って出て行ってしまった。



「あっ」



去る姿を追って見ても、前の姿は見れなかった。



「あら~」



結局、彼女なのか彼なのかわからずじまいで終わってしまった。 疑念だけを残して。

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2006年5月26日 (金)

一昨日の晩御飯が思い出せない

「一昨日の晩御飯が思い出せない」



CMで、問われて思い出そうとしたのだけど、どうにもこうにも思い出せない。

老化か?

ふ~む。

頑張って思い出そうとする。

昨日の夜ご飯もなんだか微妙だ。

「ひえ~」




「ん?もしかして、違う理由かも・・・」

毎日同じようなメニューだから思い出せないのか。




僕は、カレーが大好きで、家で晩御飯を食べる時は、たいていカレーにする。

家の近くのカルディというお店に、とてもとてもおいしいレトルトのカレーが売っていて、それをいつも家に常備しておく。

で、ご飯を炊いて、納豆をトッピングしたり、コロッケ、ハンバーグなどをつけて一緒に食べる。




飽きないのです。これが。

カレーが好きだからというのもあるけど、昔から一つのものを食べ続けても大丈夫な人なのです。

何せ、牛丼屋で働いていた時は、三食牛丼という時もありましたから。
でも、喜んで食べていました。

人には気持ち悪がられていたけどね。

そんな性分なのです。





一昨日は・・・・・?

未だに思い出せない。

多分、カレーを食べたのだと思うけど。





一人で食べているからかね、食にあまりこだわらないのは。

思い出しても楽しい食生活にしたいね。

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2006年5月25日 (木)

外は雷、僕はドーム

すごい雨。すごい雷。

その時、僕はドームの中にいた。

久しぶりの野球観戦。



ドームなので、入ってしまえば雨も雷も関係なし。
野球は問題なく行なわれていた。



しかし、雷の音だけは、ドームの中にも轟いてくる。




「ドーム、停電しちゃわないかね~」

友人と心配する。




別の友人とは、

「雷の音がすると、何かすごいことが起きるような気がするよね~」

と、鳴っているときにバッターボックスに立っている選手に過度な期待をしていた。




残念ながら、どちらの期待通りにもならなかったけど。




野球観戦は非常に盛り上がって終わり、ドームの外に出る。

雨はまだ降っていた。




一気に現実だね。

野球応援の余韻も味わうことなく、冷たい雨に打たれて家路に向かった。

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2006年5月24日 (水)

人と人。すれ違う時間と記憶。

傘を差しながら、稽古場へと足を進める。

狭い道で、いろいろな色の傘の花と行き交う。

「急がないと間に合わないな」 と、濡れたアスファルトを踏みしめる歩を強めようとした刹那、

逆方向から、紺の傘を差した女性が歩いてきたのに気がついた。




目を彼女に向けると、

「ん?」

なんか、見たことがある。会ったことがあると思った。

目は彼女を追ったまま、歩は目的地に向けて進んだまま、脳はフル回転し彼女の記憶をたどる。




「即興芝居のワークショップで会った人?」

いや、

「昔のバイト先で?」

もしかして、

「どこかのお店の店員さん?」




僕のなけなしの検索リストをパラパラ、高速回転でめくる。

すれ違う彼女も、僕の凝視にびっくりしているのか、彼女も「会ったことあるのかな?」と探っているのか、僕をじっと見ながら、僕とは逆方向に歩を進めている。




間もなく、すれ違う。

「出てこない!」

彼女も僕を見つめたまま、その他の反応を示していない。




すれ違いきる。

結局、わからなかった。見たことはあると思うんだけどなあ。

頭の中は彼女に少し未練を残しつつも、進まなくては行けない方向に意識を向ける。




「後ろを振り返ろうか」 いや、彼女も振り返るかもしれないので止めた。

後は話して確認するしかすべがなかったからね。それには時間がなかった。




傘を持つ手を替えて、歩を強めた。

雨はまだシトシト降っている。

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2006年5月23日 (火)

良い子悪い子普通の子

ジムに行って体を動かす。

と、今日は、泳ぐことにしよう。

何せ、Tシャツとかジャージとか、忘れちまったので。

水着だけは置きっぱなしなのさ。





水着に着替えて、プールへ。

受付票に自分の名前を記入する。



名前を書く隣には

「あなたの今日の体調」

を、「良い◎、普通○、悪い△」

と、チェックをつける欄がある。




「僕は、今日は普通と・・・」

と、普通の所にチェックをしようとすると、

今まで来た人のところを何気なく見たら、


みんな普通。もしくは悪い。


「良い」と答えた人、誰もいない



みんな、ジムに来ているのに、体の調子は「良い」ではないらしい。





かくいう僕も、「普通」に何気なくチェックをしようとした。

自分を顧みる。

「仕事してて、疲れているからなあ。「良い」にはチェックできんかったよ」

と、まあ、こんな理由らしい。





みんな(僕を含めて)、自分を過小評価しすぎだよ。

みんな運動できるんだ。

体調は「良い」んだよ。





僕を含めた、この、過小評価する、流され主義の日本人。

普通って、そもそもなんじゃい!!



次からは「良い」にチェックしよ。

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2006年5月22日 (月)

雨の日の多さを実感した昼下がり

昼下がり




久々に晴れたので、洗濯をしようとコインランドリーへ




ゴミ置き場を見ると、朝出したゴミがまだそのままだった。




歩くとつられて、緑の落ち葉がすす~っと風で移動する。




あるお宅の門を見たら、上にシーサーが飾ってあった。
その下を見たら、「犬注意」のシールが貼ってあった。

「シーサーに注意しろよ」
と、家に入り込んでくる悪魔に、さらに念を押しているのだろうか。

そう思って、なんかおかしくなった。




コインランドリーに行くと、忘れ物置き場に、この前来た時よりも多くの忘れ物が置いてあった。
そんなにこれなかったっけ。
雨の日の多さを実感した。




帰る道すがら、とあるお宅の玄関に「回覧板」が立てかけてあった。
実家にいた時、
自分には関係ないことなのに、
僕にも回ってきたような気がして、
必ず、読んでいたっけ。




違うお宅から、おばさんが出てきた。
会釈をした。
突然だったからか、驚かれた。




そんな、そんな、昼下がり。

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行動学に基づく、無意識的行動とホニャララ

ファーストフード店内

男子大学生風の集団と、僕一人。


集団は、もう、あらかた食べ終えたらしく、話に夢中。

僕は、ポテトに夢中。





本を片手にポテトを片手に、いつものポーズで食事をしながら、

隣のテーブルにいる集団に目を移すと、

彼らは、話をしながら面白い行動をしていた。




集団4人とも、トレイの上にあった紙という紙類を片っ端から千切りだしているのだ。

とにかく途絶えることなく。

トレイの上にたまる、千切られた紙の山

ただただ、同じ行動を繰り返している。




はたして、これは無意識でやっているのだろうか、意識的にやっているのだろうか。




僕も、時々これっぽいことをやる。

話をしながら、紙を折りたたんでいたり、千切っていたり・・・。
何かをしながら、なにやら行動している。



多分、無意識に意味のない行動をしているんだと思うが。

電話中とかに、メモ帳に意味のない字を書いたりする人もいるって聞いたことがある。



人というものは、何かをしながらでも、無意識的に他の行動をすることができる生き物なのだろうか。





なんて考えていたら、彼らの一人が

「カブトができた」

と、千切って折り曲げて作った物を、頭の上に載せて友達に見せびらかしていた。





・・・・・。

彼らは、意識的に千切っていたらしい。

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2006年5月21日 (日)

坊主が上手に坊主になった

え~、昨日、頭の話をしたのでもう一つ。



坊主にしまして、早、今年の9月で6年になります。

オリンピックを冬夏を経て、更に、ワールドカップを2回迎えることになりました。

いやはや、あっという間。




昔はどんな髪型をしていたかと言いますと、短いながらのきちんとヘアセットをできるくらい伸ばしておりました。

理容店に言っては、おばちゃんに

「前より、短めにしてよ」

と、坊主になかなか踏み越えられない一線を保ち、



薬局では、いかにぼりゅ~み~に保てるかで思案しておりました。





そんな時代を経て、今こうして、坊主で、いやスキンヘッドに近いですね、いるわけです。



「この髪型を変えないの」

と、言われることもあります。


「変えません」

と、自分のポリシーを主張して答えていますが、



実際のところ、

「はて?伸ばし方忘れた・・・」




髪の毛は勝手に伸びていくものなのですが、

ムムム・・・、

伸びて行くんだけど・・・、

伸びていくのだけど・・・、

そのあと、どうすればいいんだっけ・・・。



あまりにも同じ髪型でいたせいか、どうしたらいいのかわからないのが実情です。





もちろん一番変えない理由は、


似合う


からですが。




ということで、この髪型、


変える気は、


さらさらございません。


サラサラにもなりません。坊主なので。


サラサラにはもちろん憧れます。


サラサラになって、髪をかきあげるのが夢です。


サラサラヘア用のシャンプーを買います。


で、リンスも使っちゃいます。


今は無き、櫛とドライヤーを活用し、髪の乾かします。


で、サラサラ感を実感します。


で、・・・・・・・・・・、あ。





坊主でした。







りょーちん=坊主
坊主=りょーちん

です。

これからも坊主りょーちんをよろしくお願いします。

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2006年5月20日 (土)

ひとりであること、即興であること

さて、ひとり即興まで、あと2週間。

時間が過ぎていくのは、あっという間ですね。

特に、春というのは。

つい先日、「桜が咲いた、散った」と思ったら、もう、「梅雨かあ?」という天気ですものね。





ひとりで即興芝居をするのです。

見たことのない方に、改めて説明です。
(知っている方は、この部分、飛ばして読んでくださって結構です)

即興ですから、台本・演出、全くありません。

演じるキャラクターやストーリーも、その場でもらったタイトルから演じます。

一つの物語を10分から15分、一公演30分ですので2本から3本の物語を演じることになります。






この「ひとり即興」の醍醐味は、もちろん、その場でストーリーができていくことであるし、
僕の演じるキャラクターをお客様が生で感じてもらえるということです。

僕が演じるキャラクター、動き、セリフ、ストーリー・・・全ては、「今」、「生」で生まれているものですから。





また、「ひとり芝居」という観点からは、僕以外の物を全てお客さんと想像性を共有できるという楽しさがあります。

共演者はでてきませんから、僕と対峙するキャラクターは、僕ともちろん想像してもらうことになります。

舞台もそうです。素舞台ですから、ここがどこであるのか、僕と想像してもらうことになります。



この「想像・創造の試しあい」
これが、お客様を前にして演じる時の、
僕の楽しみです。


僕と同じことを感じ、はたまた、僕が演じたことでお客さんが何かを感じる。

お互いの感覚の出し入れが、僕とお客さんの間で行なわれるのです。




つまり、それらの「即興の感覚」と「ひとりの感覚」を、一緒に共有できる空間になればと思っています。



もちろん純粋に、僕が演じるものを楽しみに来て下さるのが一番です。





伊坂亮

ひとり即興

6月3日土曜日

高円寺カフェ(JR高円寺駅北口徒歩7分)


http://www3.plala.or.jp/koenjicafe/


17時から、19時からの計2回

料金無料(ワンオーダー制です)





コーヒー片手に、楽しいひと時を。

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大事な物を守ってくれた、君

頭を打った。

頭をボールに見立てて、バットで「すかーん」を打った訳ではない。

「頭を手すりのポールにぶつけた」

したたかに。



その時は、帽子を被っておらず、むき出し状態。

東京コメディストアのライブに合わせて、髪を剃りあげていた。



僕を守ってくれるものは何もなく、ただ、頭を打ちつけた。





「大事なものの周りには毛が生えているらしい」

そう、テレビか何かで聞いたことがある。

僕は、昔から頭の毛が薄く、この話を思い出すたび、

「僕の頭は大事じゃないのかな」

って思ってた。

ま、遺伝だから、大事とか大事じゃないとかの論点じゃないんだけど。




ただ、恨んだね。

親を。

親も恨んだんだろうね。

その親を。

その親も。

伊坂家輪廻転生・・・。





まあ、22歳を過ぎたあたりから、受け入れることができたのだけど。

これが、僕の持ち味だって。

お父さん、変なこと思ってごめんなさい。





病院に行って検査をしてもらったが、なんともなかった。

「頭蓋骨が守ってくれたんだね」





髪はなくとも、他の物が守る。

僕の頭は、そういうことなのらしい。

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2006年5月19日 (金)

おとなになるとりかいできること

昔、昔、けっこう昔。


片思いがマイブームだった頃の話。


それはそれはシャイな男の子でして。
好きな女の子から、今日何回声をかけられたかチェックして、落ち込んだり喜んだりしている男の子でした。


今日も声かけられないかなと、
好きな女の子を授業の合間の休憩中、時々見ていると、
その子が僕のことを何回も振り向いて、


その時に目が合うのです。



「こりゃあ、もしかして・・・」

僕のことが好きなのか?

だって、僕と目が合うんだぞ、何回も。




付き合うなんて考えたこともない、ウブなりょーちんは、ただただ妄想し、オドオドするばかり。

「目が合うってことは・・・」

ウワーイ。

誰に構うことなく、ひとりで喜んだのであります。




ま、結局、その子には卒業する時に生まれて初めての告白をし、

撃沈することになるのですが。




で、大人になった今思うのです。

「そりゃあ目が合うよ。僕が何度も見てるんだからね」




大人になると理解できることもあるのです。

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2006年5月18日 (木)

その時になったら、向こうがやってくるでしょ

帰る途中、路地でかっこいいBARを見つける。

小さい窓がついていて、中も覗けた。

「おしゃれ~」

目立たないところにある店だが、中にはお客さんがたくさんいて、思い思いの時間を過ごしているようだった。

「いいなあ」

こういう店が似合う男になりたいなあ。




と、一応思ってみた。

お酒も満足に飲めないし、何より、ここに本当に来たいと思っているのだろうか、俺。
今の本心じゃないだろ。


ここか、オシャレなカフェかって聞かれたら、間違いなく

「おしゃれなカフェ!!」

と、ビックリするくらいな大きな声で即答するはず。




「僕が店に合わせるのではなく、店が僕に合っていくようになるのです」

なんか、矛盾したこと言っているけど、

まあ、ほんとに行きたい時が来た時、行く必要ができた時が、行く時だって言うこと。




行きたいお店に行く。

それが一番。

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2006年5月17日 (水)

手のひらと手のひらと

ごくたまにあることなのだが、
レジでお釣りをもらうとき、店員さんに、お釣りをもらう手のひらを両手で握られることがある。

男の店員さんにはやられたことはないが、先日も女性の店員さんに「それ」をやられた。





「わかっている」
それは、お釣りを落とさないよう渡すためにやることだってことは。

でも、なんか「それ」をやられたことで、妙にその店員さんを意識してしまっていて。





モスに入り、バーガーを食べようと注文し、会計をした。
お釣りを渡されるときに、「それ」は起こった。

「!?」

「ごゆっくりどうぞ」

彼女のその言葉より、手を握られた左手に意識がいってしまった。

「へ?」

言葉にできない言葉が口の中で出る。




席に着き、バーガーを食べる。

店員さんを見る。

別に好きになったとか、そんなんじゃないのに、何故か気になる。

「なんだろうな」

バーガーを食べる。

店員さんは一生懸命働いている。


「なんだろうね」


なんだろうね。この感覚。

想定もしていないことをされると、ビックリしちゃうね。

妙にそわそわし、落ち着きがなくなってしまう。




店を出てしまえば、なんてことのない日常。

もう、彼女がどんな顔だったかも全く覚えていないけど。




「なんだかな」

なんだろうね。

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さて、これは宣伝である。

さあ、今週木曜日は、僕が参加している東京コメディストアjのライブ「S-1グランプリ」が行なわれる。

「S-1」=「即興グランプリ」

15名いるプレイヤーの中から、一番の即興プレイヤーを決める大会である。

毎月第三木曜日に行なわれ、12月まで全10回あり、総得点で1番が決まる。
(詳細は長くなるので、興味のある方はhttp://www.tokyocomedy.com/japanese/
をご覧ください)
今月は第3回目。





前置きが長くなったが、僕も参加している。

前回は、ひとり即興芝居をやった。

ひとりで即興ライブでやるのと、東京コメディストアjでやるのとは、自分の中で何かが違った。

それは、グランプリということで力が入るからかもしれないし、場所が違うからかもしれないし、もちろん頂いたタイトルも違うし・・・・・。


何が自分の中に起こるか、沸き起こるかわからない。

それに従うのみ。





さて、今回は何をやろう。




やるからには、今回もベストを尽くす。
10回と長丁場だが、気は抜けない。


グランプリを取る。
今年の僕のモチベーションを上げる一つだ。

僕を含めた総勢15名の、即興グランプリ「S-1」。
時間ある方は、是非。

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2006年5月16日 (火)

手の指にささくれができた訳

「手の指にささくれができた」





おとといの日曜日は母の日。

毎年、毎年、母の日間際になると意識をするのだが、実家からでてきてから、
母にプレゼントをあげたことがない。

「なんか、送ろうかな」

そうは思うのだが、照れくさく、億劫に感じてしまって、行動することはなかった。





今年・・・


いつもの年と同様に、花屋ではカーネーションがあふれ、母の日を高らかにうたっている。

僕はラジオに出演し、「母の日」をタイトルに即興芝居をしていた。



今年も何もすることなく、「母の日」が終わる。



「ゴールデンウィークにケーキを買って帰ったしな」

自分を納得させ、床に着く。





そして、次の日。


右手の人差し指の先を見ると、痛い痛い「ささくれ」ができていた。



そういえば、小さい頃、こんなことを親から言われたことあるな。

「手の指にささくれができるってことは、親不幸者なんだよ」

本気かふざけて言ったのか、もう忘れてしまったけど・・・。





手の指を見る。

「親不幸者かなぁ~」





来年の母の日までは、後、364日。

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2006年5月15日 (月)

仲良くなるには、ここまでしないと

電車に乗っていると、

女の子4人の集団が乗り込んできた。


まだ若く、高校生くらいかと思われる。
休日だからか、制服は着ていないが。

これから、みんなで遊びにでも行くのだろうか。




そんなことを考えながらいると、

「じゃあ、山手線ゲームね」

と、大きい声が彼女たちの方から聞こえてきた。



「お笑い芸人。せーの、パンパン。オリエンタルラジオ」




説明が足りなかった。

ここは電車の中。

乗客は立っている人はまばらだが、椅子の座席はほぼ埋まっている。

彼女たちと僕は座れずに立っている。




「じゃあ、次は指スマね~」

彼女たちの勢いは止まらず、ゲームが続く。




あの、電車の中なんですけどぉ~。

あまりに盛り上がり過ぎている。

彼女たちに「周りを意識する」なんて概念はない。

というか、あまりにも4人ともゲームに熱中し過ぎている。




遊びに行くまでに、待てないのね。

移動の時間も、捨てられないのね。

着くまで、話をしていればいいのに。




もしかしたら、話では駄目な関係なのかも。

まだ友達に成り立てで、初めて一緒に遊びにいくことになった。

なんとか、全部盛り上がって終わろうと、それか行く時間を使って仲良くなろうと、
頑張っているとこなのかもしれない。




そんな風に見ると、

「頑張れ~。仲良くなれよ~」

と、応援したくなってしまった。




でも、うるさいよぉ~。
他の乗客の皆さんのことも考えてね~。

注意できなかった、おじさ、いやお兄さんより。

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2006年5月14日 (日)

朝、女性専用車両に乗る

とある始発駅

ホームに着いて、乗り換えのし易い一番後ろの車両に乗るため、並ぼうとする。

・・・と、その車両部分に立って待っているのは、 何故か女性だけ。

あれ?




「あ、もしかして、女性専用車両かしら?」

朝は、一番後ろの車両がそうなるって聞いたことあるな。

ここ最近、朝に電車を乗ることが少なくなっているので、確信はもてないが、今日もそうなのであろう。




「ん?でも、今日は日曜日」

平日だけじゃなかったっけ。

並んでいるのは女性だけ。10数人。

はて?




そこに、僕と同じくらいの歳の男性が来る。

同じことを察したらしく、僕と同じ、最後の車両と一個前の車両の合間付近に立った。

男二人で、まるでそこから先が「男がいけない女性だけの秘密の花園」で止められて傍観している人のように、立っていた。

彼も僕と一緒で、もしそうだったら恥ずかしいと思っているのだろうか。




始発の電車がやってくる。

窓にシールが貼ってあるはずだから確認しよう。 最後の車両が来る。

確認する。

「女性専用車 平日7時10分から…」

やっぱ、平日だ。




女性が全て乗り込んだあと、僕もためらいがちに続いた。

「秘境の地、女性専用車両に乗り込む」

今日は違うのに、何故かいけないことをしている気分。




僕が乗るのを見たからか、隣りに立っていた男性も窓のシールを確認しながら入ってきた。

「おお、同士よ」




その後、電車が駅に着く度に乗ってくる男性を見て、

「あなたたちは、僕らの小さな苦労を知らないのだろうな」

と思う、僕だった。

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バスを追いか・・、追い・・・、追いかける

コントみたいな本当の話。




今日は、夜、友人の芝居を見に行こうと三軒茶屋に行くことにしました。
住んでいる場所が下北沢なので、普段だったら自転車で行くのですが、今日は雨が降っていることもあり、自転車を止める場所を探すのが面倒くさいこともあり、バスで行くことにしました。


向かうまで時間があったので、お茶をしていたのですが、あっという間に時間というものは経ってしまい、バス停まで急がねばならなくなっちゃいました。


と、店を急いででたら、目の前の道を、



バスがさ~っと。





「うわ~。行っちゃったぁ~」

あれを逃すと、間に合わなくなってしまう。

まだ、間に合うとそのバスを追いかけました。

何せまだ、バスが見える状態でしたから。



追いかける。


バスが遠のく。


「はあ。もう無理かな」


息も切れ始めてきたし。


バス、信号で止まる。


「あ、間に合うんじゃねえ」


さらに頑張って走る。


信号青に変わって、バス走る。


「行っちゃうのね~」


バス遠のく。


「もう、無理だ~」


バス、信号で止まる。


「間に合う~」


発車~。


「ひえ~」



もう。行くなら行っちゃって。


間に合うと思うじゃない。


夢を見させるのは止めて~。



バス停もなかなか見えてこない。


「うう」



と思った、三度目の正直。
また、バスが信号で止まる。

しかも、信号の近くにバス停が。


「やったあ」






見事に間に合い、追いかけてきたのではなく、「今までバス待ってましたわよ」みたいな顔をして息を整え、乗り込みました。


おいら、さすが、体力はあるのね。

はい。体力がバスに勝ちました。

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2006年5月13日 (土)

郵便屋さんが我が家に来る

郵便屋さんが来るって、なんかワクワクしません?

スクーターの音が家のほうに近づいてきて、
階段を上がる足音。
ポストに投函する音。



家にいる時に、そんな音が近づいてきたら、

「家に届くのかな?」

「何が届くのかな?」

と、ワクワクしちゃいます。



今日も、朝起きて家にいたら、
その音がやってきました。


ブルルル~ン。

カンカンカンカン。

キ~。ドカ。パタン。





うわ~。郵便屋さんだ。

何が届くのだろう。

送ってもいない懸賞があたりましたとか、来る宛てもないかの人からの手紙?




すぐに、ドアを開けて出る勇気はなく、
郵便屋さんのスクーターの音が消えかかった頃、
ドアを開けて、ウキウキ気分で郵便ポストの中を見ました。




「何もない・・・・・」




・・・お隣さんの郵便だったのね。



あら、お間抜けね。



・・・・・。



音だけだと、まあ、勘違いもするわな。



このウキウキ気分、返してもらいたいわな。



ま、請求書が来ててもへこむけどな。



それでも、このスカサレタ気分はな、なんとも言えんな。






ドアを開けたら、雨が降っていた。

その確認のためにドアを開けたの。

そんな小芝居を、誰に見せるわけでもなくして、中に入りました。

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帰りの満員電車のとある法則(仮)

久々乗った満員電車。

見渡しても、人・人・人。

人と人が触れ合わない世の中になってきたと言うけれど、この世界だけは違うね。

などと、変に醒めた目で、足を踏まれながらあたりを見ていると、

とある法則に気がついた。




目の前に男女が面と向かって立っている。

女は上を向いている。

つまり、相手の男性の顔を見ている。





少し離れた場所にも、男女が面と向かって立っている。

女は下を向いて立っている。

つまり、前の男の顔を見ていない。





前者はカップル、または親しい友人関係であり、後者は何の関係のない人たちである(勝手な推測にすぎず、勝手な法則に過ぎないが)。

ま、当たり前のことだと思うが。





顔を上げ、男を見ている、男性女性の対の人たちは、見回しただけで、5~6組いる。

面と向かっているのに、下を向いている人たちも何組かいる。





これを面白いと言っていいのか、満員電車だからしょうがないと言うべきなのか。


ただ、見ていて、その対比が面白いなと思ったのである。





ちなみに、僕の前に立っている女性。

僕を、あたりを見回している変な人だと思っているのか、下どころかあさっての方を向いている。

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2006年5月12日 (金)

便利なものは使わなソンソン

便利なものは使わなソンソン

我が家のフル稼働電気器具 『電気ポット』様 でございます。

購入してから、早10年。
一度も、「あそこが痛い」だの「だるい。疲れた」と言わずに、懸命に働いて下さっている、

それはそれは

偉いお方です。



ただ、このポット様には、コードを繋いでいないとお湯が出てこず、さらにお湯を温めてくれないという難点がありました。


なので、外へ出て帰ってきた時や朝起きた時に、

「あっついお茶を飲みてえな」

なんて時は、コードを繋いで沸かすか、常にコード繋ぎっぱなしで、電気代を気にしなくちゃいけない状態だったのです(こんな話、デンコちゃんに聞かれちゃ怒られちまいます)。



・・・と、今日も 「明日の風は明日吹く」 と、明日の自分を気にせずコードを抜いて寝ようとすると、

「はて?今まで気にしてなかったけど、ポットにある、この『おやすみ』というボタンはなんじゃろね」

と気づき、興味を持ったのでございます。



ポチっとな。

押してみました。

「1、2、3、4・・・」


ポチ、ポチ・・・。


ポ・・、これってもしかして、一旦電源切れて、起きた時に沸いてくれるっていう、優れものじゃねえ~!!



「7」 と押せば、7時間後に沸いてくれる仕組みらしい。




ひえ~。

何でもっと早くに気づいて活用していないのぉ~。

このばかチンが。

お前はりょーちんじゃないよ、ばかちんだよ。




気づいた嬉しさより、今まで10年間気づかなかった自分にあきれかえりました。

はあ~。




「7」とセット。

便利やね~。

ポット様々だね~。

明日は安心。




おやすみなさい。

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手羽先は譲れない

稽古場に行く前に、何気なく信号待ちをしていると、後ろから話し声が・・・・・。



「やっぱ、鳥良(とりよし)はいいね」

「そうですよね。鳥良は」



声から想像するに、年配の男性二人。

これから飲みに行くのだろうか。鳥良に。


信号、青に変わる。

二人の男性、僕の横に出る。

スーツ姿のサラリーマンと思われる男性二人だった。



「鳥良、他の場所にもあるんだよね」

「鳥良は吉祥寺にもありますね」

「手羽先、うまいよね~」

「ああ、お店こちらですね」


などなど。



お互い、イニシアチブを取ろうと、『鳥良』の情報合戦になる。


俺の方が、鳥良知っているんだぞってこと見せたいのかな。
おもろいなあ。

なんか、そんなおじさん二人が愛らしく見えた。





二人は横断歩道が終わると左に曲がり、僕は右に曲がった。

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2006年5月11日 (木)

「伊坂」の話

懲りずに、カフェでのお話。



セルフサービスのカフェに行って、お会計していた時のこと。





お金の支払いが終わり、いつものように「領収書」を店員さんに頼みました。
確定申告で役に立ちますからね、毎度のように頼みます。


応対してくれているのは、20前後の若い女の子。
まだ、この店に入って、そんなに期間が経っていないんじゃないかな、その前の対応でそう思いました。


「お名前は?」
女の子が僕に聞いてきました。


待ってました。
ここからは、いつもと同じ僕の対応。


「これで」
と、財布の中に入っている、ジムのメンバーズカードを見せる。


ここには、本名の

伊坂亮」

と、氏名欄に書いてあるのです。



口で説明するのが面倒臭いからいつもこうします。





というのは、
「伊坂」
という、苗字は珍しく、

「いさかで」

と言ってもなかなかわかってもらえない。

「井坂ですか?」

「いいえ。井坂じゃないです。伊藤の伊に、坂道の坂です」

いつも、この繰り返し。





ということで編み出しだ、この裏技。
今日も使います。

と、ここまではよかったのだけど・・・・・。
この子、領収書の書き方を知らず、別の店員さんに頼み始めちゃったのです。

僕の苗字を口で伝えているのですが、

店員さんは、首をひねりながら、見当得ない顔をしています。


「うわ~、伝わっていない」




店員さん、なんとか情報を聞きえて了解したのか、領収書を書き出しました。

「なんて言われたのだろう。なんて説明されたんだろ」




心配で、

『伊坂』

と、書き終わるまで、しげしげと確認してしまいました。

ふう。




このままじゃあかん。
おいらの力で、「伊坂」を定着させますか。

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2006年5月10日 (水)

桃→緑→赤(黄)→白

桜さんが散ってしまったと思ったら、家の近くのつつじが咲き乱れていました。

桜さんと同じピンクの花。



「いいね~。春やね~」

と思っていたら、あることに気がつきました。



「春といえばピンクだね」



そういえば。そう。桜はピンクだし、ここに咲いているつつじもピンク。



と、気がついたら、後は強引。


「夏といえば緑だね。桜さんも花が散ったら緑になるし」


「秋といえば、赤やね。紅葉、赤とんぼ。あ、イチョウの黄色もいれないと黄色さんに怒られるか」


「冬といえば・・・。雪!うん。白だね」





は~い。全部の季節を色に例えられました。
みなさんそれぞれ、季節に対する色の感じ方は違うかもしれませんが。

夏といったら、「海の」って言う人もいるだろうし。




今は、春から夏に向かっていて、色がとても楽しい季節です。

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2006年5月 9日 (火)

僕と猫の必死な関係

住宅街を歩いていると、目の前に、猫が。

「かわいい~」

と、携帯を持ち、カメラモードに切り替える。

「動くなよ」

警戒されないよう、ゆっくりと近寄る。


猫の目は僕に。
僕の目は猫に、そして携帯に。


さらに近づく。


猫は両足に力を入れて、いつでも逃げれる体勢に。
僕は、左手の親指をシャッターボタンの上に置き、いつでも押せる状態に。

「今だ」

シャッターを押す。

撮る。

見る。

「あ、顔を下に向けちゃった」

僕と猫の必死な関係


もう一枚。

と、うかつにも何気なく近づいてしまった。


猫、フェンスを越えて逃げる。

「あ!」

立ち止まり振り返り、僕を見る。

「しまった」



フェンスを挟んで、
僕と猫。


「う…、もう一枚」

携帯をもう一度猫に向ける。

「今度は動くなよ」

シャッターを押す。

撮る。

見る。

「あ、顔が」

僕と猫の必死な関係



そりゃそうだ。

僕らの前にはフェンスがある。




「今度こそは、顔を」

と、携帯から目を離し、猫に向けた目を向けた瞬間、

猫は逃げて行ってしまった。

「あいやー」



携帯片手に見送る僕。
猫はあっという間に陰に隠れて、どこにいるかわからなくなってしまった。

猫と僕の必死な関係。 次回につづく!?

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たった10秒の出来事だけど

電車がホームに到着する。

そこに、二人の女の子がいた。

ひとりの女の子だけが乗り込んできて、もうひとりの女の子はホームで見送っていた。




手を振る、電車に乗った女の子。


手を振り返す、ホームに残った女の子。





ドアは閉まらない。




うつむいて、髪をかきあげる、ホームに残った女の子。


目をそらして、電車の中を見回す、電車に乗った女の子。





二人のきまずい空気が流れる。




ドアが閉まる。




顔を上げ、手を振る、ホームに残った女の子。


顔を戻し、手を振り返す、電車に乗った女の子。







わかるなあ。
僕も、同じシチュエーションになったら、同じことするもん。

ずっと目を合わしているのもなんだし、一回手を振ったら帰っちゃうのもなんだしなあ。


二人の女の子の淡い関係を垣間見た瞬間でした。

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2006年5月 8日 (月)

走る!走る?

一人稽古の帰り道。



乗り換えで大手町で降りる。

半蔵門線のホームへ行こうとすると、後ろから何重もの激しい足音が。

僕を追い抜いていく、人・人・人…。

どうやら、次の電車に乗り換えるため、急いでいるらしい。



僕はまだ、最終電車まで時間があるし、急いで帰る時間もないのでゆったり歩いていたが、

あまりにもみんなが脇を走り抜けていくので、

『なんか、

僕も走っていかなくちゃ

いけないんじゃないか』

と、錯覚してしまった。



集団心理なのか、僕の流されやすい性格なのか…。

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2006年5月 7日 (日)

もったいないオバケと格闘する

10分の休憩時間をもらった。

さあ、どうする。





コーヒーを飲むことににした。


カップの自販機のHOTのコーヒーを飲むことにした。


買って、近くの椅子に座ると、あと時間が5分しかなかった。


コーヒーすする。


熱い。


なかなか、コーヒーが飲めない。



時間は経っていく。


熱さと時間との戦い。



すする



時間を見る。


あと、2分


残ったコーヒー、あと半分


まだ、い。


飲みにくい。


頑張って飲む。


時間を見る。


コーヒーを飲む。


残しちゃ、もったいない


頑張って飲む。


「熱い、熱い」言って、舌やけどしながら全部飲み干す。


10分終了。






休憩終了。



コーヒーは飲み終わった。

だが、気は休められなかった。


・・・・・。

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2006年5月 5日 (金)

目に見えないアイツが襲ってくる

それは突然襲ってくる。

僕は、自分で意図しているわけではないんだ。
それに予測できているわけでもないんだ。

突然、何の前触れもなく、僕が仕向けるのでもなく、やってくる。



防ぎようがあるかって。

奴を見ることはできないんだ。

鏡でもあれば別だが。

でも、常にチェックなんて、絶対できない。

だから、奴がやってくるのを防ぎようがないんだ。





今日も朝にやってきた。

唐突だった。

起きて、ボーっとして、瞬きをしたら痛い。

こりゃあ、もしかしてアイツが襲ってきたのかも。

え、そんな!!

慌てて、台所へ。

鏡を覗いて見たら、



いた。



そう、



まつげ!!!






僕のまつげは、女の人にはうらやましがられるかもしれないけど、カールしていてすごく長い。

「かわいいね」

と、言われてすごくいい気分なのだけど、

こいつが時々たまらないほどの痛さを持ち込んでくる。



長いからなのか、よく目に入るんだ。

裸眼の時ならまだしも、コンタクトをつけているときに入ったものなら、もう

「いてえ!!!」

村中聞こえるくらいの声で叫びたくなってしまう。






入るだけじゃないんだ。

こいつ、いつもとは逆さになって攻撃してくる時もある。

瞬きするたびに痛いと思って鏡を見たら、

「逆さまつげになっておる!!!」



ブルータスお前もか。

裏切られたシーザーの気持ちが痛いほどわかる。

ま、現実、目が痛いのだけど。

毛先を上に向けとけばいいものを、何の因果か、下にむけやがる。

意味がわからん。





と、まあ、一日一回はまつげと格闘しているわけなんです。



まつげさん。

抜けるのは構いません。

自然の摂理、いや人間の法則ですから。

しかし、抜けるなら、僕に気づかれないよう落ちてね。

まるで、敵をとるみたいに、道連れにする必要、全くないから。

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2006年5月 4日 (木)

こんなことで怒っちゃう僕

先日、友人とボーリング。




僕は、ボーリングが3度の飯より大好きでして・・・。

と言うわりには、あまり行く機会を作らないのですが、かなり久しぶりに行ってきました。




いや、しかし、なまってたなまってた。

「へ?」

「ありゃ」

「ぐわしゃん、へべし」



と、意味のわからないような言葉を連発し、苦悩に落ちる。

顔は笑っていても、心で泣いておりました。





2ゲームは泣かず飛ばず、真っすぐ行かずを繰り返し終わり、

さあ、これで駄目なら今日は終わりよの3ゲーム目。




すると、この3ゲーム目。

基準の点数をクリアすると、景品オロナミンCをもらえることがわかる。

点数は普段なら楽勝の130点。




こりゃあ、行くしかねえな。


「僕はプレッシャーに弱い」と自分では心得たものですが、いい機会だ、あえて自分にプレッシャーをかし挑戦してみようではないか。

僕とプレッシャーとの自分だけの戦いが、ここに始まったわけです。




したら、もう、調子いい、調子いい。

ミスがないのです。

ストライクかスペアを繰り返す。

もう、途中でオロナミンCをクリアし、後は点数がどれだけ行くかの挑戦。




まあ、その後ミスをし、160前後の点で終わっちゃいました。



しかし、プレッシャーに打ち勝った。

この勝利が大きいのです。

ようし、これを店員さんに見せにいこうと思った矢先・・・・・。






ここまではあくまでストーリーの設定でございます。

これからの事件のために、追加の説明を。

3ゲーム目の得点が130を超えたら、スコア画面を店員さんに見せないといけないことになっていました。
後で、精算時申請してもオロナミンCはもらえないと、もらった用紙に書かれていました。

さて、ストーリーに戻ります。







友人が画面の精算ボタンを

「ポン」

と、押したではありませんか!!!




画面が消えていく・・・。




「ひえ~」



久しぶりに見せた強い動揺。



「え?え?」


友人が見せた行為に唖然とし、今までみせたことのないような狼狽ぶりをさらす。


「なにやってくれちゃっているわけ?」


自分でも驚くくらい、怒っちゃう僕。




友人もそんな僕にびっくりしたらしく

「ごめんね。ごめんね。でも、オロナミンCくらいでそんなに怒るなんて」



「違うねん。オロナミンCがほしくて怒っているわけではないねん」


僕のこの状況わかるかなあ?




店員さんにおめでとうって言ってほしかったの。

僕のこの「点をクリアした」という状況を。

オロナミンCが問題なわけじゃない!!




「うわ。もう信じられない」






結局、オロナミンCはもらうことはできず、ボーリング場を後にすることに。

出たら、切り替えの早い僕は、もうケロッとしていたけど。




しかし、面白かった。

こんなことで怒るんだね、僕。

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2006年5月 3日 (水)

毎年同じであることがうれしい

親と言うのは、うざったくもあり、だけど・・・。






実家を離れ、もう10年近くになる。

実家を離れた時、強く思ったのが、親の存在の大きさ。

母親がどれほど自分を愛し、自分のために時間や全てを費やしてくれたのか。

父親がどれほど自分を叱咤し、自分を思ってくれたのか。

離れた分だけ、大きく知ることができた。






父親と母親と一緒に、父親の行きつけのスナックに行った。

ここは、高校生の時から、父親に連れて行ってもらっていたスナックで。

もちろんお酒ではなく、当時はレモンスカッシュ(通称レスカ)を飲んでいたが。

夕食を取った後、ここに行こうという話になった。






飲み始めると、寡黙な父は、雄弁に語りだす。

「今、仕事はどんな調子なんだ?」

「やりたいことで食っていけるのか?」

「やるからにはな、とことん・・・」

僕を見ずにお酒を見ながら、僕に言う。



母も父に同調しながら、同じ話をする。



「ああ、わかっているよ」

二人の話に、レスカを久しぶりに飲みながら答える。
何回も言われていることだ。
わかっている。






カラオケを歌う。

この場に合わせて、演歌を歌う。
ことのほか好評で、リクエストが来る。

「うまいねえ。森山直太郎のさくら歌ってよ」

「俺に似てうまいんだよ」
父が口を挟む。

僕の声は父に似ている。

最近、父の声や、しゃべり方に似てきた自分がいて、なんかうれしくなる。




最後に父とデュエットで歌った。
必ずここに来る歌う歌。

ジョージ山本と木梨憲武の
「ROMAN」。


二人して照れながら歌った。
それを母は喜んで見ていた。






来年帰ってきても、また、このスナックにつれてくるだろうし、この話をするだろうし、カラオケであの歌を歌うだろうし・・・・・。


毎年同じであること。

それは、ほんとにうれしいこと。

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2006年5月 2日 (火)

女子高生の品評会が始まる

話はまだ続く。





やがて、僕らの周りに女子高生が乗り込んできた。

この女子高生たちを、おばさん二人は気になるらしい。

太ももを見れば首かしげ、スカートの短さを見れば二人で嘆き合う。



と、二人のすぐ脇に、二人の女子高生が立った。
この女子高生は対象的な二人で、

ひとりはスカートが短く太ももを露わに出していて、
片方はスカートは長く、すねの辺りまで隠れている






おばさん二人は、まず、スカートの長い女子高生を見て、盛んに頷きあっている。

「こうでなきゃね~」

「すばらしいわ」

とでも言っているのであろうか。



はたまた、自分の女子学生時代を想像しているのであろうか。

「私たちの時代は、スカート長かったわよね」

「男たちにもてたわね~」

「いい時代だったわ」

・・・と、懐かしく、美しかった時代を回想しているのかもしれない。





目を、隣のスカートの女子高生に移すと、普段にも増して、眉間のシワが深くなる。
二人して同じ顔をしている。

「だから最近の女子高生は・・・」

「不潔よ、不潔」

とでも言っているのであろうか。
口の脇のシワが動く。

眉間のシワは動かない。
そしてそのシワは消えない。





このおばさん二人、洋服のセンスにはうるさいようである。

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2006年5月 1日 (月)

おばさん二人のファッションショー

僕は、実家の長野県に帰る時、東京に戻る時とも、新幹線を使わず、普通列車のみで帰ることにしている。

お金が惜しいからというのが一番の理由であるが、その土地ごとの人を見れるのを楽しむためでもある。



例えば、女子高生・・・。
上下青に3本線に校名が入ったジャージを着ている。東京では、なかなか、いやほとんど見られない。そんな素朴な女子高生を見れるのは楽しい。




さて、帰る電車の中。目の前に、おばさんが二人座っている。

二人のおばさんとも、幅の広い帽子を被り、急に暑くなった春の日差しに備えており、顔の化粧も日焼け対策か妙に白い。

二人とも、ベージュのパンツに柄物の派手なシャツ。洋服センスはどちらも一緒である。腕時計も色違いだが同じものだ。



そんな二人が、僕の目の前で何をしているかというと

「ファッションショー」。

柄物のシャツを脱いで、ババシャツ姿をさらしてウォーキングをしているわけではない。

買ってきたと思われる洋服を広げて、お互いの胸にあてがったりしながら品評しているのだ。

「これはあなたにバッチリよ」

「似合うわね」

などとお互いを誉めあいながら。

やはり洋服のセンスは一緒らしく、二人が買ったものは同じようなものだった。




終わると今度は、ひとりがビニール袋に入っている飴を勧めだす。
今日来るときに、家から持って来たものであろう。
なにせ透明なスーパーにあるビニール袋に入っているのであるから。



その飴を舐めだす二人。

「チッ」

「チッ」

と音をさせながら舐めている。



「なんで音がなるんだ」と 多少不愉快になりながらも、終点までの時間、おばさん二人を前にした旅は続く。

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男が見つめるものは…

とある町



とある駅の待合室



コの字に並んだベンチに座る、男ひとり女ふたり。

それぞれは見知らぬ3人。携帯片手に自分の世界に入る。



男は帰省先から帰るのであろう。大きいバックを一つ。

男の左隣のベンチに座る女は、ヴィトンの財布を手に持っている。これから遊びに行くのであろうか。

男の対面にいる女、足を組み、ストラップがいっぱいぶら下がった携帯で懸命にメールを打っている。



と、男の左隣にいた女が立ち上がり、待合室の外へ出て行ってしまった。



残された男ひとり女ひとり。

二人とも携帯を見つめる。

それぞれが存在しないかのように、携帯だけを見つめる。



男は、その空気に耐えられなかったからか、女の顔を見たかったからか、繁く、顔を上げ女を見る。

女は携帯だけを見つめる。

やがて、その女も待合室から出て行ってしまった。男の視線には気づかずに。



待合室に残ったのは男ひとり。

男は携帯から目を離し、女が座っていた後ろにある、うなる自販機をぼぉっと見つめた。

そして携帯を閉じた。

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