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2006年6月30日 (金)

季節をいろいろな方法で感じる

暑い。
今日も、夏のぬるい風が首もとにまとわりつく。流れる汗を幾らハンカチで拭っても、ハンカチが濡れるばかりで埒があかない。



電車の中。

ピンクのワンピースに、ピンクの風船を持った、絵に描いたような小さい女の子が、僕の隣に、 その隣には、その子のお母さんと思われる、薄い紺のワンピースを来た女性が座っている。
女の子は、なんとか椅子に座ろうと、浅めに浅めに腰をひっかけて立っているかのように腰掛けている。



二人はお出かけ帰りなのだろうか。

お母さんは、娘の動きに視線を落とし、ゆっくりと微笑んでいる。



僕の首もとの汗は止まる気配が今のところないけど、隣の彼女たちは全く汗をかいている気配がない。

まるで、僕だけには夏が来ていて、彼女たちは未だ春のうららかさを楽しんでいるようだ。同じ場所にいながら、吹いている風は温度以上に質も違いそうである。





季節というのは、いろいろな要素から感じられる。

僕は今、「夏」だと思っている。
しかし、ある人には「まだ初夏だ」、いや「まだ春だよ」という人がいるかもしれない。

そう感じる理由は、季節の匂いからかもしれないし、着ている洋服から、カレンダーから、「まだ夏だと思いたくない」という頑固さから・・・・・。人それぞれだろう。





電車を後にし、仕事先まで歩いて行った。

途中、年配の女性にすれ違う。

彼女は、手に「ジャイアントコーン」を持ち、舐めながら歩いていた。



「食いてえ~!!!」



あ、今、僕、夏を大いに感じた。

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2006年6月28日 (水)

優柔不断の僕、妥協点を探す

優柔不断の僕の話をしようと思うのだが・・・・・。



僕は、ブログではおなじみだが、優柔不断である。
特に、食べ物に関して。
レストランなどの食べ物屋に行ったら、すぐに決められる気配はない。

「何にしようかな」
と、数あるメニューから選び
「何にしたらいいんでしょ」
と、困った質問を自分にする。

決まっていないのに、店員さんを呼び、
呼んでいる間に、
「プレッシャーで決められる」
と、最後の決断を自分で煽る。

一緒に来ている人がいたら、注文を先にするように促し、
時間を稼ぐ努力をする。

ハンディを片手に、笑顔を顔にした店員さんが、こちらを見ると、
さも決まってましたというような顔をし、
メニューのページを閉じちゃって開いているような素振りをしながら、
メニューを隈なくチェックし、
「あ、じゃあ、パン」
と、訳のわからない注文をする。

というのがいつものパターンである。

そこを前提として、お読みください。






東京コメディストアのメンバーと、稽古後ミーティングのためファミリーレストランへ。



メニューの多い

「ファミリー」 レストランへ。



席に着き、店員さんからメニュー表をもらう。



「さて、何にしたもんでしょう」
と、メニューを開くと、

「これだけ?」

来ているメンバーも全員ビックリするほどの、メニューの少なさである。




せっかく目に付いた「冷やし中華」を頼もうにも、セットメニュー(梅ご飯がついてくる)でしかない。

「ちょっとぉ~」

ふくれっ面をしようが、メニューは増えない。




「困ったなあ」
お腹はすいているし。食べる気まんまんで来たのに。



いつもなら、「どれにしようか」迷うのに、今日は迷う物もない。



「何もない・・・」
最終決断が迫る。


みんなが決まったらしく、僕も決まった顔をし、店員さんを呼ぶ。


「ご注文は」
ハンディ片手に、少しの笑顔で。

他のメンバーに先に注文するよう促し、再度メニューに目を走らせる。



店員、こちらを向く。

「あ、僕は・・・・・」
再度メニューを見る。

「僕は、アイスティで」
柄にもなく、アイスティ。

頭の中では
「今日、コーヒーは飲んだし、ティでも、暑いから今日はアイスだな」
と、フル回転して、決断した。

そんな由を誰も知らない。

原因は全て、メニューの少なさと、ちょっとの自分。





減らないアイスティを飲みながら、帰ってから何を食べようか考える僕でした。


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2006年6月27日 (火)

ガラス張りの店内に立ち続ける男は・・・

夜9時



地元下北沢の街を歩いていると、

淡い色の明かりがついた、喫茶店を見つけた。




そこは、周りが全てガラス張りで、中の様子を全て見ることができた。

中にあるのは、テーブルと椅子だけ。
つまり、お客さんは誰も入っていなかった。



歩きながら、お客がいない喫茶店の中を見ると、カウンターに黒の蝶ネクタイに黒のベストを着た、マスターと思える年配の男性が立っていた。

じっと、どこを見ているかわからない視線を動かさず、立っていた。




「何をしているのだろう」と気になって、彼の行動を追っていると

彼は、2度、何かを噛み締めるように、頷いた。

誰に対してでもなく、誰を見てでもなく、ただ2度頷いた。





僕にはその頷きが、今の現状を噛み締めているようにしか見えなかった。

「今日はしょうがない。うん。明日明日」

「明日、明日」の頷きに見えてしょうがなかった。




一面ガラス張りの店内に、真っすぐ立ち続ける男。

彼は、下を向かずに、前を向いて頷いた。

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2006年6月26日 (月)

夜中に歩く、信じて疑わない道

1:00


終電を乗り過ごし、家まで歩いて帰ることになった。

気分は何故か楽しい。

『ここから家まで真っ直ぐ歩いていけばいいと言う安心感』と、
『ここからどのくらいの時間がかかるかわからない怖いもの知らずさ』がそう思わせているのだと思う。



1:10


もう、一駅分を歩いて来たことを、信号機の表示で知る。

夜風は気持ちよく心地いい。汗は全くかいていない。

これならいくらでも歩いて行けそうである。
バックの中には、買って少ししか飲んでないミネラルウォーターと、少ししか食べていない菓子パンが入っているのが心強い(なんとなく入っていたのがこれほど心強いとは。心配性なのはいいことだ、時には)



1:23


「一つの通り」だから真っ直ぐだと高をくくっていたのが間違いだった(『通り』なら真っ直ぐという概念がそもそも間違っている)

道がうねうね、枝分かれする道も現れる。

「間違ったらたいへん」

と、眠い目を強制的に開かせながら、看板を探す(あって欲しいときにはないものである)



1:30


見覚えのある場所になる。
「なんだ。めちゃくちゃ近いんじゃん」

「遠い~」 とか
「歩けない~」 とか
「雨が降ってきた~」 とか全くなく、
平穏無事に終わりそうだ(いいことなのだけど。面白いことはここでは起こってほしくはない)

ここまでで発見したのは、
家の近くにパティシエの店があったことと(今度、行ってみよう)
今通りかかった公園で、いちゃつこうかつかないか距離感をベンチに座って計っているカップルだけだ(彼女のが乗り気)

感じる夜風は生暖かくなり、背中が汗で濡れ始めた。



1:45


家の最寄りのコンビニに到着。歩いてきたから、自分にご褒美。

何にしようか物色。

『フルーツ牛乳プリン』!?

歩いてきたし、体に良さそうという単純なイメージて買うことにする(寝る前だし、お腹にやさしいしね。そこに気を使う、自分が自分にやさしいか)



1:55


家に到着。

楽しく終わっちゃった。あっという間の到着に、拍子抜け感たっぷり。

いろんな物や人を見れてよかったのだけど(僕も他の人にどう見られていたのか。『あいつ一生懸命歩きすぎじゃねえ』とか)

たまに電車を降りて歩くの、オススメですよ。 わざわざ、終電逃してやる必要ないですけど。

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2006年6月25日 (日)

自意識過剰な男4人のその後の顛末

男4人で、ボーリングへ。



「男4人」



楽しさは感じられない状況である。
感じられそうもない。

しかし、3度の飯より大好きなボーリングにはかえられないので、行くことにした。





「罰ゲームやろ」
友人の一人が言う。

「チーム戦にしよ」
別の友人が言う。

「よし、やろう」
また別の友人が言う。

「負けたらどうする?」
僕が言う。




僕らのレーンの隣には、女性4人組が来て、ボーリングをやっていた。



「女4人」



このまま、合コンができそうな勢いである。
でも、僕は合コンをしたことがないので、実際はその勢いはわからない。

女性4人が隣のレーン。

意識が上がる。




友達の一人が女性たちには聞こえない声で言う。
「負けたチームは、この後御一緒しませんかって声をかけるのはどう?」

残りの3人、首を振らない。




試合開始。

まずは、僕の番。

「とりゃあ」

ストライク!! 

調子がいい。



次も、

「とりゃあ」

スペア!!

調子よくない!?




その後も快調にスコアを伸ばす。

投げ終わる度に、チラッと彼女たちを見る僕。

彼女たちは、特別見ていない。





と、彼女たちが帰り支度をして、何事もなく(当たり前だが)帰ってしまった(終わったら帰るのは当たり前だが)。

「あ・・・・・」

誰とは言わないが、何か意気消沈する、僕ら「男4人」。




その後、チーム戦は白熱し、相手チーム最後の一投で勝利が決まることに。



投げる。



倒れる。



得点を見る。



二人合わせたスコア対決

245対245


なんと、同点!!




すごい。こんなことがあるなんて・・・・・。
既に無くなった罰ゲームが無くなったことを4人で喜び、悲しむ。





と、冷静な僕、得点を見直す。

「女の子が帰ってからのうちら、見事にレベルの低い争いになっていない?」




僕もあれだけ、ストライクとスペアを続けていたのに、女の子が帰ってからはさっぱりになってしまった。

他のやつらも一緒。
白熱した原因は、得点の高かった僕がストライク・スペアが出なく、他の奴らがたまに出すストライクで追い上げるという低レベルで争っていたから。




「わかりやすいな。うちら」
僕、言う。





自意識過剰な、「男4人」

ただ、結果を出すあたりはさすがか・・・・・。

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2006年6月24日 (土)

揺れを厭わない女の子の話

僕はつくづく思うのだけど




電車の中で化粧をする女の子!




間違わへんの?





電車の中で化粧をしている女性を見ると、ハラハラしてしまう。

「そのマスカラをしている最中に電車がガタっていったら、目に刺しちゃわないの?」

とか

口紅をしている女性にも

「ガタっていったら、はみ出しちゃうよ〜」

とか。



そんな心配をよそに、目の前にいる女の子は、一生懸命鏡を睨んでアイラインをひいている。

動じない。

電車の揺れがないかのように、まるでここがあなたの家であるかのように、動せずひいている。

「すごいな。特技だよ、それ」




目元がパッチリした女の子は、途中駅で降りて行った。


「電車の中で化粧なんてけしからん」と思う前に、失敗しないのかなと心配になってしまう、僕なのでした。

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2006年6月23日 (金)

数字で計る僕とあの子と○○と

皆様、いつも「りょーちんのごったくブログ」を読んでくださり、ありがとうございます。
このブログも、日記が200件目となりました。
これもひとえに、皆様のおかげかと。

1月23日より始めましたので、151日間で200個目。
つまり、1日換算1.3個の日記を書いたことになります。
300個目は、今のペースだと76.9日後。
つまり、9月7日頃の予定。
1年後の1月23日には、474件の日記を書いている計算に・・・・・。





あ、
自分のブログの計算をしたかったわけではなく・・・・・


今日は、僕の「趣味」の話。変な趣味の話。



趣味・・・数字



なのです。
 



数字が好きなんです。
あは。




野球の打率とか、防御率とか、
サッカーならボールキープ率とか、シュート数とか、
ゴルフなら、アンダーか、オーバーかとか。


スポーツにまつわる数字なら、ずっと見てられます。
小さい頃から大好きで、新聞で見ながら、その数字に一喜一憂していました。
しかも落ち着くのです。



スポーツではない数字も好きです。
投票率とか、投票数とか。
オリコンのチャートとか。

もう、数字に関係しているものなら、何でも好きなのかもしれません。


ただ、方程式とか難しいことはわからなく、
「プラスマイナスかけるわる」でできる範囲内ですが。





なんで好きなんだろう。
気づいたら好きだったし、最近は好きであることも意識しないほどだったので、
理由を考えたことはなかったんだけど・・・。




小さい頃は、なんでも確率や数字を出して遊んだり、楽しんだり、悩んだり、悲しんだりしていました。



「○○ちゃんが転校するまで、あと○日」

「今日は△△ちゃんと○回話せた」

「今日挨拶したのは□人の人」

「ラブレターを出してから、もう○○日・・・」

・・・・・



僕は、数字と共に生きていたのかもしれません。
特に、小さい頃は日常の数字にすごく敏感でした。
人との距離は、「数字」で計っていました。
数字を出すことで救われていたこともあったかもしれません。



今も身に染みた「数字好き」は残っているけれど、
昔のように、相手との距離を計る道具にはあまり使わなくなりました。

仕事や、楽しむことに使うことが多い物になりました。

「このブログ、もっと多くの人が読んでくれたらいいな」
「ひとり舞台にもっと多くの人が来てくれたらいいな」
「東京コメディストアにも・・・」

とか、欲する数字にもなりました。




生きることに「数字」は切っても切れない関係。
これからも付き合っていくのだろうし、僕の場合は楽しんでいきます。

「数」多くの人たちにもいっぱい感謝しながら。



これからも「りょーちんのごったくブログ」
よろしくお願いいたします。



りょーちん

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2006年6月22日 (木)

夜中に寝ぼけた頭と体で格闘する

起きたら、3時半だった。朝の。
眠りの浅い僕にとってはよくあることだが、今日は特にひどい。
だって、寝たの2時半。
まだ、1時間しか経っていない・・・。


ブ~ン


耳元でアイツが囁いた。


とっさに手で振るい払おうとする。


原因はアイツか。


アイツの季節になったか。



電気をつけて、アイツを探そうとする。
と、足首がめちゃくちゃ痒いことに気がついた。


プク~


2箇所も大きく腫れている。



「おのれ、蚊め~」


戸棚から、去年使った痒み止めを取り出し塗りこみながら、目を空間にさまよらせる。



・・・・・・。



いない。あれだけ耳元で騒がしかったのに、いざ探そうとするといない。
いる気配もない。


「おのれ~、このくそ眠いときに~」
この時間。汚い言葉が兵器で出てくる。


電気を消して、ベットの近くの間接照明だけにすることにする。
明かりのところに虫が集まってくる作戦だ。

待つ。

・・・・・。

来ず。


「ひえ~」


と、僕の耳元を


ブ~ン。


音の付近を、手ではたく。
物凄い音が出ただけで、手のひらの中には何もなかった。


「おのれ~。蚊め~」
もう、汚い言葉も出てこなかった。
意気消沈。




こうなったら、こうなったら、最後の手段だぁ。
もう、お前は終わりだぁ~。


「確か、去年の残りがあったと思ったけど・・・」
再度、戸棚から探し物をする。


「あったぁ~」

ジャ~ン


金鳥水性リキッド~。



代えのボトルもありました。



「あぶらとチャウチャウ♪」


耳元で蚊ではなく、マミちゃんの声が囁く。
しかも、その声は消えない。

うう~。
もう、変なテンション。




さあ、セット。

布団に入って寝ることにする。


・・・・・・。


なんか、調子悪くなってきた。
胃がむかむかするんだけど。


もしかして、この水性リキッド、僕に効いているんじゃない・・・・・。


寝る。
寝ようとする。


ムカムカ。


(僕に効いているんじゃない)


「んなわけあるかぁ~」


寝る。


ブ~ン


「うるさ~い」


もう寝る。


寝た。

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2006年6月21日 (水)

この写真を語らせたら日本一の二人

仕事の合間に、カフェに。

僕の真向かいに、おばさん二人が並んで座る。

テーブルには、買ったシェイクのような物と、冷たいカフェラテ。そして、二人で一緒に食べるつもりなのか、サンドイッチが一袋置かれている。




真向かいだしな、否応無く見ちゃうなあと、彼女たちを見ていると、
左の女性が、何袋か持っていた紙袋の中から「写真立て」を取り出した。


「この前撮ってきたのよぉ~」


チラッと見えたのは、紋付袴姿の男性と、文金高島田に着物を着た女性の姿。

結婚写真かな。
そのように見えた。


「うまく取れてなくてね~」


左側の女性は言う。



男性か女性のどちらかのお母さんなのであろう。
息子か娘の写真写りの悪さを嘆く。

右側の女性もそれに同調して、何事か言う。
右の女性もどちらかのお母さんなのだろうか?
それとも付き合わされている、友達なのかもしれない。

その後の二人の会話は声が小さく、何を話しているのかはわからなかった。

しかし、お互いに写真を指差し、「うまく撮れなかった具合」を嘆いているらしい。





面白いなと思って眺めてはいたが、僕は僕でやることがあった。
仕事の資料に目を通さなくてはいけない。
二人から目を離した。






しばらくして、二人の声でまた目を上げる。
左の女性は、まだ写真立てを持って、何事か話していた。


「へ?」


時計を見ると、あれからもう20分くらい立っている。


左の女性を中心に、写真を見て身振り手振りでお互いに
「あ~だ、こ~だ」
言っている。

「すげえ」
よく、写真一枚でそこまで話せるものだ。




母親ってすげえな。
息子や娘のこと、大好きなんだな。
しかも、一世一代の結婚式のことだからこだわりはあるだろうし、こうしてほしいというものもあるだろうし。

二人の女性のパワーに圧倒され、感心をした。

「ほんとに母親ってすげえ」





テーブルの上を見ると、空の容器二つに、食べ終えたサンドイッチの空の袋が一つ。

喋りながらも、しっかり食べていたのね。

その辺もぬかりない・・・。

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2006年6月20日 (火)

食べる前にする僕の整理学的行動

友人とレストランに入る。

立てかけてある、メニューを広げ、食べるものを決め注文する。

メニューを元に戻す。

販促のメニューも綺麗に中に挟んで、表紙が見えるように置いてっと・・・・・・・。




ん?

僕の前のメニュー立は、僕が来る前より綺麗に整頓されている。

何をしてるんだ。僕は。

無意識の行動・・・・・。




これって職業病かしら?






僕は、高校生の頃から3年ほど前まで、ずっと飲食業のバイトをしていた。
ご飯が食べれるからというのが理由だけど、一番やり続けた理由は、お客さんと接せるから。
喜んでもらえるのがうれしかったし、そのためにもいろいろ気をつけることは気をつけていた。



その一つが、テーブルを綺麗にしておくこと。
お客さんが使いやすい位置を研究して、向きを変えたりとか、
暇な時は必ず拭きあげたりとか、
常に気を配っていた。




そんな僕だから・・・・・


お店に行くと、使った物はきちんと戻すし、
汚れていたりすると、気になって、
時にはペーパーナプキンで拭いたりもする。

もちろん、自分の食べる所だけにしているけど。

他も拭き始めたら、「嫌がらせ」になっちゃうから。




一番長く務めた、某牛丼店に行ったら、もうひどいもの。
店はどんな感じか、まず見渡すし、
サラダの状態、
カウンターが綺麗かどうか、
店員さんの接客、
品物の状態・・・・・。

まるで、店をチェックしに来た「スーパーバイザー」みたいに、あたりを見渡してしまう。

落ち着いて食べれるものではない。

もう、ただの大馬鹿野郎。





今日も、メニューを戻しながら、

「あ、これって職業病かしらね」

と、食べる前に疑問に思う。




いけないことではないしね。
治す必要もないよね、きっと。

うんうん。

そんな自分と付き合って行くことを再認識した、ご飯前のひと時でした。

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2006年6月19日 (月)

落ち着け!周りに合わせ過ぎるな

落ち着かない僕が、さらに落ち着かない日でした。


「日本×クロアチア戦」





試合の始まる1時間前の21時あたりからそわそわし始めて、もう落ち着かない落ち着かない。

テレビのチャンネルはあちこち変えるわ、それをやりながら新聞読むわ、雑誌広げるわ、ネットを開くわ、もうやりたい放題。

自分でも何がしたいのかよくわからん状態。

22時まで待ちきれなくて、とにかくその時間まで埋めている状態でした。





試合が始まっても、集中しきれず、新聞に目を落としたりする始末。


「しっかり応援しなくては」

と、心を入れ替え、テレビだけに集中。

危ない場面を拍手で鼓舞。




しかし、僕の拍手の音は大きいなあ。
絶対に他の人より大きい音を出していると思う。
手のひらの面積が大きいからか、拍手の打ち方の問題なのか、僕の音は飛びぬけている。

こりゃ、特技欄に「拍手」って書けるな。




違う違う。

応援。




だんだん、暑さからか運動量が落ちてくる選手たち。

僕は、雨の後の涼しい陽気の中、エアコンもつけず窓を開けて観戦をしている。





「引き分け」



選手は、僕同様、落ち着きがなかったようだ。
もっと、自分たち用のサッカーをすればよかった。

僕も落ち着きが無さ過ぎた。
選手にうつったかと、反省。





後、泣いても笑ってもブラジル戦のみ。

「落ち着け。相手に合わせすぎるな。自分たちのサッカーをしろ」

「りょーちん、落ち着け。周りに気を広げすぎるな。観戦だけをしろ」

次回への課題。

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2006年6月18日 (日)

彼女が彼の隣で本を読む理由

友人宅で美味しい韓国料理をご馳走になり、お腹いっぱいなのに目が食べたいと言っていて、さらにたらふくになりながら、サッカーの試合をテレビを見て、負けている国を応援していたら、終電になってしまった。

なんとか雨の中、重いお腹を抱えて急ぎ足で向かって間に合い、電車に乗り込んだ。




中には終電だからか、多くの人種(さまざまな日本人)が乗っている。




隣に座るカップルと思わせる二人は、聞こえる話から女性上司の男性部下だった。

男性が言う。
「こういう関係が老後まで続くといいっすね」

女性も同調する。

ここに乗る前に、二人の間に「熱い何かの語り合い」があったのだろう。





前に座る二人はカップルであろう。
二人ともハーフパンツを履き、股の間にビニール傘を挟み、それぞれ本を読んでいる。

何の本を読んでいるのかと、男性の背表紙を見ると、漫画のタイトルが書いてあった。男性は一心不乱に漫画を読んでいる。

すると、隣の女性が男性に話かけた。

男性は目を彼女に動かすことなく、何事か答えた。

彼女もまた、自分の持っていた本に視線を落とす。



彼女は何を読んでいるのだろうと、目を向けると、

・・・・・・・。

「話を聞かない男、地図が読めない女」
という本だった。



はは。仲がいいお二人ということで・・・。
末永くお幸せに(切に願う)。




駅に電車が到着する。


雨はまだ降っている。
折りたたみしか、まだ持っていない。

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2006年6月17日 (土)

悔しさは次回に繋がるエネルギー

「悔しい」

それ以上の言葉は出てこなかった。

体中が「悔しい」って言っていて・・・・・。

僕の血は「悔しさ」で充満していて、体中が熱くなっている。

僕の胃も「悔しさ」で充満していて、胃酸を食いつぶしている。

とにかく、「悔しい」。それだけ。






一昨日、僕が参加している東京コメディストアjのライブ「S-1」があった。この「S-1」は、参加している15人の中から「No.1即興プレイヤー」を決める大会である。15人それぞれが、その場で誰と何をやるかを決めたシーンをやり、その15個のシーンのなかから、毎回、1~3位までを決定し、ポイントをもらうことができる。それを計10回やり、総合ポイントが1位だったプレイヤーが「No.1即興プレイヤー」になれるわけである。
(詳細は東京コメディストアjのホームぺージに)



一昨日は、その第4回目。
僕はそれまで3位につけていた。
前回は、本番直前に頭をぶつけてしまい、出演ができず、ポイントはもらえていなかった。


「前回の分も」
力が入っていた。
みなぎっていた。
「前回、出なかった言い訳をしたくない」
取り返すつもりでいた。


ショーが始まる。

他のメンバーが、前回の分もと、僕を「一緒にやりたい」と呼んでくれる。
しかし、やるシーン、やるシーン点が伸びない。

「すまない」




そして、僕の番がやってくる。
ひとり芝居ではなく、他のメンバーを選んで3人でやることにした。

「ここは、僕のやりたいことをやりたい」

元アイドルを演じ、下町の蕎麦屋で復活の思いと兆しをみつけた面白いシーンだった。

点数もよかった。
お客さんの反応もよかった。
うれしかった。
メンバーに感謝した。
この場にいれることに感謝した。
泣きそうになった。



でも、3位までには入れなかった。

発表の時、何とか笑顔でいようとした。
お客さんの前だし、笑顔で・・・。



僕は嘘をつけないらしい。


「悔しさ」でいっぱいだった。
3位までに入れなかったという悔しさ。
もっと、力を抜いてやれればという悔しさ。
もっとできたのではないかという悔しさ。
もっと、一緒にやったメンバーと楽しくできたのではないかという悔しさ。

「悔しさ」にいくつの種類があるのなら、僕は、いろいろな種類の「悔しさ」をそのときに体験していたのだと思う。




帰っても寝付けなかった。
多分、寝付けないだろうと、普段は飲まない(いや、飲めない)アルコールを買ってきていた。
飲んだ。
顔だけが赤くなるばかりで、ちっとも癒してくれなかった。


今日は悔しいままで寝ようと、布団に入る。
右を向いて寝ようか、左を向くか、真上を見上げるか・・・。
布団に入っても落ち着かない。


「次回こそは・・・・・」






次回、是非みなさん、僕を見に来てください。
このままじゃ終われません。
応援してください。
僕は皆さんのために、もっともっと楽しく面白いストーリー、キャラクターを演じようと思います。
次回、「S-1」は7月20日木曜日。


次回は、「りょーちん」の日になる!!

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2006年6月15日 (木)

少しでも前に進む毎日の中の一日

朝早く起きて、久々に背広に袖を通したところから、今日の一日が始まる・・・・・





待ち合わせ駅で降りると、そこが待ち合わせ場所でないことに気づく。

説明会に参加し、2時間の座りに耐えられず、腰を痛める。

お昼に頼んだスープセットのスープがぬるかった。

仕事から帰ってきたら、いつの間にかベットの上でうたた寝をしていた。

ジムに行くと、ランニングマシンがなかなか空かず、腹筋ばかり鍛えていた。

自転車で帰ろうとすると、いつもはすぐ渡れる横断歩道が車の往来が激しく、なかなか渡れない。





そんな僕だったが・・・・・





前を歩く女性を自転車で通り過ぎたら、シャンプーのいい香りがした。

踏み切りが開いていて、止まらず通れた。

今日も食べた、納豆カレーがおいしかった。

買ったことを忘れていた、バラで10枚のドリームジャンボ3000円分。
今日の新聞でチェックしたら、3300円分当たってた。





プラマイ0ではなく、少しでも前に進む、今日という一日。
毎日の一日。

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2006年6月13日 (火)

読書力を本屋でつけようとしていた

読んでいる本が、後少しで終わるので、本を買いに行こうと本屋へ行った。



ただ、今までどおりに買わずに、違ったやり方で買おうと考えた。

「自分が読みやすい本を買うのではなく、読書力がつきそうな本を買おう」





いつも、古本屋などに行って、ざ~っと棚を見渡し、
「あ、この本いいかも」
と、インスピレーションが沸いた本を買ってしまう。

もちろん、読んだことがある作家さんとか、この作家さん知っているという情報があって、沸くものだが。




しかし、今まで読んでいたのは、自分にとって読みやすい本。
これではいかん。
と、今日は趣向を変えて見たわけだ。




そう考えた理由は、ある本がきっかけ。
文字通り

「読書力」

明大の教授、斉藤孝さんの本だ。


読書力はつけれるものだと言う。
しかも読む練習で。スポーツと同じ。
でも、ただ反復練習していては何も変わらない。付加をかけていかないと、力はつかないとのこと。




これはと、今日、今までとは違う思いで本屋に来たわけだ。



しかし、
「何を読んだらいいやら」


岩波文庫のコーナーに行く。
ニーチェ、カント・・・。

「いきなりこれか。ありかもしれないけど。ふ~む」


他の文庫コーナーへ。
夏目、川端・・・。

「ふ~む。これでいいのか」


他の文庫コーナーへ。
ドストエフスキー・・・。

「名前がいかつい」





時間が刻々と経過。

文庫コーナーをうろちょろうろちょろする僕。
本をめくっては自分の頭で吟味し、
「また次の機会」
と、棚に戻すを繰り返す。



こんなんじゃ決まらん~!!


こんな無数の本の中から、何を選択するのだあ~。


読みたい本を読ませろぉ~。






と、声を大にして叫ぼうとした頃、
とある棚のとある作家さんの本に目を奪われた。

「ん?」

棚から本を取り出す。

「小林秀夫。考えるヒント」

はは。考えないヒントをもらいたかったのに、考えるヒントか。
こりゃ面白い。

「これにしよ」

と、あまり考えることをせず、レジに並ぶ。



手にとってから、たった数秒。





はは。小林秀夫から
「考えないことを学んだ」よ。

さて、読書。

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2006年6月12日 (月)

窓につたう雨粒は女性の涙か

友人と二人で電車に乗っていた。

この電車はあと二駅で僕の住む街に到着する。



扉が開き、若い女性が電話で話しながら乗ってきて、僕の隣に座った。

彼女は座ると同時に、携帯を閉じ、バックの中からハンカチを取り出した。

何をするのかと思ったら、そのハンカチを顔の方へ持っていった。

ハンカチを顔にあてたまま、彼女はじっとしている。



なんだろう。この感覚は。

隣で何かが起こっている。

この感じる、マイナスの気はなんだろうか。



隣に座っていて、しかもハンカチを顔にあてているので想像でしかないが、どうやら彼女は涙を流しているらしい。

座る時に切った電話が原因なのだろうか。

いや、きっとそうなのであろう。



隣に座る僕。
ハンカチを顔にあてて、きちんと座っていられない隣の女性。


声をかけるべきか。

いや、泣きたいときは泣いたほうがいいし、僕が声をかけたところで何ができるのか。
ほっといてあげたほうがいいのだ。


隣で、背を伸ばし堅くなる僕。
ハンカチを下ろさない女性。


女性の涙は、ほんとに困る。
知らない人なのだけど、隣に座っているだけなのだけど、どうしていいのかわからなくなる。
単なる偽善的な気持ちなのかもしれないが。



外は雨。
電車の窓に雨がつたって、まるで涙のようにほろりと落ちた。

電車は僕の街に着いた。

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2006年6月11日 (日)

外は雨、懲りない僕

朝、外に出ようとしたら雨が降っていた。

「傘、傘」

と、家に置いてある傘を探すと、

「ない…。折り畳みしか」。

家に、2~3本あったはずのビニール傘はどこかに行ってしまった。
いや、歩いて、勝手に出て行ってしまったわけではない。
そう、僕が雨の時持ち出して、全て電車の中なり店になりに忘れて置いてきてしまったのだ。



僕は、亡くし物をすることはほとんどない。財布をなくしたことは今までないし、定期入れも高校生の時に一回あったかどうか。

でも、傘は忘れる。

傘はどうでもいいと思っているわけではないし、忘れて悔やまないわけではない。

今、朝、こうして折り畳み傘で出かけなくては行けなくなった現状を顧みて、 「ああ、なんで忘れてきちゃったのだろう」 と、後悔でいっぱいである。

しかし、これも、少しすると忘れる。傘をなくして後悔していた自分はどっかに行ってしまう。

切り替えが早いといえば聞こえがいいが、この「切り替えのよさ」が傘を忘れる原因なのではないのか、もしかして。

雨がやんだら、もう傘を持ってきたことも雨が降っていたことも忘れてしまう。 時には少しして 「あ、忘れた!」 と気づくこともあるが、今朝みたいに 「どこで忘れたのか覚えていない」 こともある。



外に出ると、思ったより強い雨。握りしめる、貧弱な折り畳み傘。

「これ忘れたら、もう家には傘ないぞ」

と言い聞かせ、家を出る。



「あ~あ、ビニール傘あればなあ」
君が懲りないから、今家にないのだ。

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2006年6月10日 (土)

子どもは遊びのスペシャリストです

とある街の商店街



歩いていたら、向こうからお母さんと小さな女の子が歩いてきた。
お母さんと女の子は手をつないで。

「二人で買い物にお出かけかな」
なんて思って見ていると、
「あれ?」
女の子を歩き方がおかしいのに気がついた。


どうしたんだろうと、彼女の足元を見てみると、
彼女は、レンガ舗装された道の上で、レンガのひとつひとつを踏みながら前に進んでいたのだった。


「うわ。昔、僕もいろいろやった」

実家にいた時にやったいろんなことを思い出した。




カラー舗装された歩道なら、同じ色だけをだどって行ったり、

白線の上しか歩けないと決めたり、

陽が陰り出したら、
「影のあるところしか通っちゃ駄目ね」
と、自分にルールを作って、影だけをたどって家に帰ったり・・・・・。



車に乗っててもやったな。
上と同じ理屈で、「影しか通っちゃいけない」ことにして、
影以外を通っている時は「この車は飛んでいるんだ」と、手で座席を押して体を持ち上げて乗っていたりした。


今ではあまりやらなくなったけど。




女の子は、よろよろ歩きながら、僕の隣をすれ違っていった。




自分で自分にルールを作って遊ぶ。

子どもはほんと「遊びのスペシャリスト」です。



よーし、僕もレンガ一つだけで・・・っと。

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2006年6月 9日 (金)

改札前で「ひとりとひとり」芝居

今日は朝早起きして、知人に荷物を届けるために自転車でとある駅に行った。

着くと、指定された改札前は、会社や学校へ向かうであろう人の波でごった返していた。

僕は、改札から少し離れたところに自転車を止め、降りて待った。



指定された時間までは、まだ5分くらいあった。余裕だ。
知人が来るかと、あたりを見回しながら待った。

すると、隣に、背の小さいかわいらしいおばあさんがやってきて、ぽつんと僕の隣に立ち始めた。

おばあさんも人を待っているのかなと、彼女を見ると、

「あの時計は見にくいわね」
と、僕でも見えない、改札奥の駅の時計を指差して話しかけてきた。

僕は気を利かせて、自分の携帯を取り出し、
「今は8時30分ですよ」
と、教えてあげた。

「あの時計、見えないわよね」
おばあさんは、時間のことより、遠くて見えない時計のことばかり気にしていた。



おばあさんは時計を見るのに飽きると、バックから紙を取り出し僕に見せてきた。

「改札前、8時30分って書いてあるわよね」
見ると、白い紙に、おばあさんが手書きで書いたと思われる大きな文字で
「改札前、8時30分」
と書いてあった。

「そうですね。合っていますよ」
おばあさんにそう答える。

「そうよね。まだ来ないのかしら」
おばあさんは、また、改札を眺めてそう言った。



と、僕の待っている知人がやってきた。
約束の書類を相手に渡す。

知人とその書類のやり取りをしていると、急に隣にいたおばあさんが
「劇団一人芝居の方ですか」
と、大きい声で尋ねてきた。

びっくりして唖然とする僕。

「いいえ違います」
冷静に答える、僕の知人。



え?一人芝居?
誰かと勘違いしている?
ん?僕を知っている人?
いや、おばあさんがやっている人?

僕のあらゆる器官という器官を総動員させ、この事態を対処しようとする。

え?え?



この状態の僕を察することなく、知人は
「それじゃあ、ありがとう」
と、改札を抜けて行ってしまった。



残された、僕とおばあさん。

帰るに帰れなくなった。
膨らむ疑問。

聞こうと思うのが先か、口が先か、自転車のスタンドを起こしながら、
「え、おばあさんは、芝居をやっている方ですか?」
と言った。

「ああ、今日はスタッフがここに迎えに来ることになっているんだけど」
おばあさんは言う。

「え、おばあさんがひとり芝居をするんですか?」

「ああ」

「どこでですか」

「それがわからんのじゃよ」

おばあさんが何者なのか聞き出そうと、質問を繰り返す。



しかし、この小さなおばあさん、ひとり芝居をやるのか。
すごいなあ。
でも、やる場所わからないってどういうことだろ。




「僕も芝居をしてて、一人でやるのですよ」
ビックリした理由を説明しようと、僕の生業を教える。

「そうだと思ったよ。だから自分が待っている人かと思って聞いたんだ。そういうオーラを持っていたから」

あら、おばあさん。全部お見通しなのね。なら、最初から言ってくれればいいのに。
でも、本当かな。もしかしたら、話を合わせてくれただけなのではないだろうか。



「帰らなくていいのかい」
自転車のハンドルを持って立っている僕を見かねたのか、おばあさんがそう聞く。

「いいえ。急いでないですから」
おばあさんが誰を待っているのか知りたい。
5、10分の話だろ。
待つことにした。



それから5分経ったくらいに、若い男性の方が
「お待たせしました」
と、現れた。
男はスタッフさんのようだ。

「もう、行くのかい?」
と、おばあさんが若い男に聞くと、
「いえ、まだ来る人がいますから」
と答え、あたりを見回した。




あれ?一人芝居をする人ではないのかな?
まだ来る人いるって言ってたもんな。
「??」
状況もおばあさんが何者なのかもわからなくなってしまった。



おばあさんは疲れたのか、若い男に
「向こうのベンチに腰掛けていてもいいかい」
と、引き連れて歩いて行ってしまった。

僕に軽く一礼をして。



残された僕。

疑問を改札前に残し、サドルに股がり帰ることにした。




「ひとり芝居」を通した、二人の出会い。
偶然か必然か。
たまたまか間違いか。

おばあさんの名前も知らなければ、僕の名前も伝えていない。

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2006年6月 8日 (木)

僕と違う「彼の当たり前」

ファーストフード店。



仕事と仕事の合間に食事を取ろうと来店。

2階の禁煙席に、ソファー席があったのでそこに座る。

このソファーは壁に張りついた長いソファーで、その前にテーブルが何卓か並び、それぞれのテーブルの前に椅子が並んでいる。



僕は、椅子に荷物を置き、ソファー部分に座ってポテトから食べ始めた。



3時くらいの中途半端な時間なので(時間に中途半端はないか。お昼を取るのに限定して)、お客さんはまばら。
この長いソファー席も、終点のはじっこに新聞を読みながらコーヒーを飲む背広姿の男性が座っているだけである。



ポテトがあらかた片づいたので、メインディッシュのバーガーを手に取ろうとすると、隣の席に若い男性が座ってきた。

僕が顔を見える位置に。

つまり、椅子に座ったのだ。ソファー部分には座らずに。

持ってきた荷物は、椅子の足の脇に置いている。



「あれ?」

別に、ソファー席があったらそこに座らなくてはいけない決まりはないが、なんか変な感じがした。

彼にとっては、普通なことで、椅子に座りたいからソファーに座らないという当然な理由があるのかもしれないけど。



その後、僕と同じようにこの時間を利用して食事に来た人が増え、僕が座る長いソファーの席はいっぱいになった。

そこのみんなは前を見ているが、彼だけは壁を見ている状況。ひとり、飛び出したことになっていた。





僕は思う。 ソファーに座りたいというのは僕の当たり前で、彼の当たり前ではない。



僕と違う「彼の当たり前」。

とても面白い。

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男二人とその間に座る女性との微妙な関係

夕方。

家へ帰る電車の中でのこと。




ひとり即興ライブで差し入れしてもらった本を読みながら座っていると、
年配の男性2人と女性1人が、しゃべりながら乗り込んできて、目の前に座った。
女性を挟むように、男性2人が座る。



「そう座るか」
「どんな関係なんだろう」
目を本から彼らに移し、膝に置いた本を閉じた。



「どちらかの男性と結婚していて、その友人と一緒」?
3人とも指輪をしていなかった。
この説は、消えるか。
(指輪をする習慣がないだけかもしれないので、一概に消えきれないが)


「3人は兄弟」?
見たところ、顔は似ていない。
この説も違うな。


「3人は友人」
これが一番妥当だろう。
何かイベントなど、出かけた帰りなのだろう。




と見てると、左の男性と女性の2人が喋り始めた。
女性は左の男性に顔を向け、楽しそうに話している。
右の男性は、口を真一文字に閉め、目を前の窓を通り過ぎる景色にやっている。

右の男性は、2人が話をしている間、彼らを見ず、ずっと目を前に見据えていた。



2人の話が終わる。

3人、顔を前に向けたまま、前を見やる。




少し経つと、また左の男性と女性が話し始めた。

右の男性は参加しない。
あえてしないのか、参加できないのかわからない。
前の時同様、姿勢をただし、力を入れて前を見るように目力を入れている。




「はて?この関係?」
右の男性は常にこういう立ち位置なのだろうか。
それとも、ここは電車で、一列に並んで座っているから、こういう現象がおきているだけなのであろうか。
3人という奇数な数が、ただそうさせているだけなのかもしれない。




2人、話を止める。
3人、前を見ている。

でも女性を見ると、左の男性の方に顔が、気持ち傾いている気がする。



2人、また話を始める。

結局、僕が降りるまでこの光景に変わりはなかった。





男2人とその間に座る女性との微妙な関係。

「女性を挟んだ、二人のライバル関係」だったら面白いなと思う、僕でした。
(右の男性は、「どういう手を使ったものかな?」って前を見てずっと考えているの)

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2006年6月 7日 (水)

僕に、「寒い夏」がやってきた

「夏」が来ました。

半そでで一日中いられると、「夏、来たね」実感します。

今日も、日差しがすごくあたって、いい陽気。

半そででいられる陽気のはずでした。

しかし、どこでも薄着でいられるわけではないようで。僕の場合。





カフェに友達と入り、お茶をしました。
冷たいものを飲もうかと思ったけど、注文の時に「とっさに」変えて、あたたかいラテにしました。


その原因!!


「冷房」




寒い。

涼しいのではなく、もう寒い。

他の人は平気な顔をしているけど、僕は寒い。



直撃するわけですよ。僕の着ていない肌の部分に。風が。冷房の。





僕は、ほんとに「冷房」が苦手。

いわゆる「冷房病」です。

毎年のことだから、今回も気をつけて羽織るものを持ってこなくてはいけなかったのに、

「夏が来たこと」



「夏が来たので、屋内で冷房がかかること」

を、まだ認識していなかった。

いや、まだ準備できていなかった。

つまり、忘れていたおバカさんだったわけです。





「温度下げてもらえますか?」

さすがに店員さんのところに行って、腕をスリスリしながら懇願しました。

しかし、温度は下がっても、噴出してくる風は収まらず、

なくなく、外に出ました。



外はいい陽気。

なんだ、この差は!!




僕が飲食店でバイトをした時は、他の店員さんが「暑い」とエアコンの温度を下げようとしたときに、
「お客さんは外からくるのだからね。うちらの、エアコンに慣れた体に合わせちゃ駄目よ」
と言って、設定温度を高めのままにしていたものだけどね。



うう。



最近、ラジオの仕事で「チームマイナス6%」の話題を聞いているからじゃないけど、

地球のためにも、この寒いエアコンの設定温度を変えてほしいと思うのは僕だけですかね。



はあ。



「寒い夏」がやってきた。

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2006年6月 6日 (火)

お茶の肴につまみを食う

僕は「おつまみ」が好きだ。

と書くと、まるでお酒好きののんべさんに聞こえるが、
僕は見た目とは違って、ほとんどアルコールを飲むことができない。

「でも、おつまみが好き」

なんとも、結論までの過程が見えない話である。





うちのお父さんは、絵に描いたような「のん兵衛」。
飲まない日を見たことがない。

親戚一同で集まって、お酒をみんなで飲んでいるとき、飲めない僕を見て、おじさんは

「親父も昔は飲めなかったんだ」

と、お前もいずれは「こうなる」みたいなことを言う。




家で飲む時は、お袋が食事の準備をしている最中から飲みだす。

「コップ持ってこい」
の合図から、今日の酒が始まる。

酒に欠かせないのが、いや、親父が酒を飲む時に欠かせないのが、
乾き物などの「おつまみ類」

さきイカ、チーズ鱈、ピスタチオなどのナッツ類、柿ピーなどなど。

小さい器にいれて、テーブルに置かれる。



僕は親父の隣で、一緒に巨人戦などを見ながら、おつまみを口に運ぶ。
手に持つのは、グラスではなく湯呑み。
お茶を飲みながら、おつまみを食べる。
これじゃ3時のお茶の時間だ。



一緒につまみを食べる。
テレビを見る。
飯を待つ。
違うものを飲む。
巨人の行方に右往左往する。
次のつまみの袋を開ける。


二人で過ごす、そんな時間。





そんなこんなで、お酒が法律的に飲めない頃から「おつまみ」はしっかり食べ続け、しっかり好きになってしまった。

酒も飲めないのに、今日も「チーズ鱈」を買ってきてしまった。



お茶にチーズ鱈。

「今日も親父飲んでいるのかな」
などと思いながら、
「昔とった杵柄だよ」
と、親父の隣でおつまみを食べていた自分を顧みた、今日の夜でした。

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2006年6月 5日 (月)

修学旅行、それぞれの思い出

電車に乗ると、夏用の学生服を見に包んだ中学生だと思われる集団が乗っていた。

周りを見ると、他の車両にも同じ学生服を着た子達が乗っている。
ということは、「修学旅行か」。

ある子の持っている切符をチラッと見たら、「池袋←上野」と書いてあった。
これから池袋に行くのか。
サンシャインでも見るのかな。



しかし、まぶしい。

おじさん発想なのか。

きらきらしている。

ほほえましくなってしまう。

「そっか。修学旅行か。うんうん。楽しめよ」

オヤジだ。

ま、仕方あるまい。だって倍近く離れているのだから。




僕の前にいた集団は、女の子3人がドアの部分に寄りかかっていて、男の子3人がつり革につかまり、女の子を囲んでしゃべっていた。

男の子たちは、つり革につかまりぶらぶらさせているのが楽しいらしく、ひとりの男の子は両手で掴み体重をかけていて、

女の子たちは、男の子たちを見ながらしゃべりながら、なんか余裕を感じるような態度で接している。



よく見ると、彼らの集団は、ある女の子を中心に円になっているようだ。
自然にそうなっているのか、意識的にそうなっているのかは僕には判断つかないが。

その子は、僕が見ても「かわいい」女の子だった。





昔、高校生だった頃、好きな女の子がいて、彼女と同じ班で京都の街を散策していた。
同じ班になれた時は嬉しく、毎日、修学旅行の日を指折り数えていたものだった。


手には「写るんです」。
班のみんなと写真に納まったり、風景を撮ったりしながらも、
「彼女と二人の写真を撮りたい」
と、チャンスをずっと狙ってた。


とあるお寺の中庭で、そのチャンスが来た。
班のみんなは、僕ら二人から離れたところを歩いていた。
隣には彼女。
カメラはずっと手に握られていたせいか、あったかくなっていた。

「一緒に写真いい?」

頭の中でなんどもなんども繰り返した言葉をやっと言えた。

「うん」

道行く人に声をかけて撮ってもらった。



その後現像したら、彼女ははにかみ、僕は直立不動で顔をしからめ立って写っていた。
ほんとは顔をアップして写してほしかったのに、風景をきちんと入れてくれたみたいで、小さい顔になっていたけど。





そんなことを、中学生を見ながら思い出してしまった。

男の子たちの中の一人は、もしかしたらその子のこと好きなのかもしれない。
何かをたくらんでいるのかもしれない。
そんな頭の中のことまではわからないけど。


この思い出をいい思い出に。

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2006年6月 4日 (日)

ひとり、高円寺、おわる

高円寺カフェでの、「ひとり即興芝居」終了いたしました。



来てくださった多くの皆さん、

ほんとうにほんとうに

ありがとうございました。



多くのお客様が来て下さり、二回目の7時の回は席に座りきれないほどでした。

ほんとうに、多くの方に支えて頂き、見て頂き、感謝でいっぱいです。



今日来れなかった方、ブログを見て陰ながら応援してくださっていた方等々も、ありがとうございます。



今後も、「ひとり即興」、定期的にやっていきますので、

どうぞよろしくお願いいたします。



次回公演は、またお知らせいたします。



2006年6月4日
伊坂亮

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2006年6月 3日 (土)

駅前で葛藤し卑屈になる

「見かけ」
というのは、すごく判断材料にされるらしい。
当然のことだけど。
そんなことを強く感じた、駅前での話。





目的地へと電車で行こうと、最寄の駅へ。

その駅前で、チラシを配っている若い男性がいた。

格好からして、美容院の人だと思われた。




彼をチラッと見た。

彼も僕をチラッと見た。

彼の脇を通り過ぎる。

通り過ぎる。

通り過ぎた。




チラシはくれなかった。


もちろん、くれようとしても受け取らなかったのだけど。




しかし、彼は僕が受け取らないと判断して、渡さなかったのだろうか?

それとも、

「メッシュの帽子の下は、坊主?渡したところでしょうがないか」

と判断して渡さなかったのだろうか?




おそらく後者なのではなかろうか。

だって、こんなこと多多あるのだから。

美容院のチラシ、滅多に渡されたことない。





いいんだけどさ。

いじけているわけじゃないし。

もちろん、美容院なんか行かないよ。

マイバリカンあるし。

ここ6、7年行っていないよ。

行く必要もないし。

チラシもらったってね。捨てるだけだよ。

欲しいわけじゃないんだ。

うんうん。

だって、坊主だもの。

うん。あげる理由ないよね。

うんうん。

わかっているさ。





長々、卑屈になりました。

なんか、見た目で判断されているのがね。ちょっとね。と、思った今日この頃でした。

しょうがないんだけどさ。

てか、僕が卑屈なだけか。ありゃ。

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2006年6月 2日 (金)

いつもと違ったことをする。と…

いつもと変わったことをしようと思った。



今日はこれから東京コメディストアジェイのライブもある。
前回、たんこぶ作っちゃって出れなかったし。
願掛け、ジンクス破りじゃないけど、いつもと違ったことがしたくなった。



「冬物をクリーニングに出そう」 と、押し入れから、緑のダウンジャケットやニットの帽子を取り出し、腕に抱えて外に出る。



「いつもと違う道を通っていこう」 と、遠回りしながら行くことにする。



いつもとは違う風景。違う感覚。

「いいな。新しい気分」なんて思っていたら・・・、



ビシャ。



「あっ」

水たまりに足を突っ込んでいた。

ダウンジャケットなどを両手で抱えて持っていたので、下が見えなかったのだ。



でも、雨が降っていないのに「何故に、水たまり?」

ある理由がわからない。

しかも、「何故に見事にはまるかなぁ」

僕が足を入れた一角だけだ、水たまりがあるのは。



こんな不条理に、阿藤海ばりの「なんだかなあ」をこぼす。





「いつもと変わったことをすればこれかよ」と愚痴を言いながらも、

「これで悪い物が落ちたんだ」と強く納得し、強く頷き、強く前を見る僕でした。

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ドアの向こうから零れてくる声

間もなく午前様になる、駅の改札前。

どこからか、声にならない声が聞こえてくる。

「・・・・・・・」




どこから声が聞こえてくるのだろうと、耳を傾けると、

駅に備え付けられている、銀行のATMボックスからだった。

機械が、「間もなく、お取引を終了します」的なことを言っているらしい。




ボックスの中には誰もいない。

聞かせる人は誰もいない。






駅を出て歩いていると、明かりがもれている家から、声が聞こえてきた。

なんと言っているのかはわからないけど、

若い声、女の人の声、お父さんと思われる声、笑い声・・・・・。




聞いてくれている声。

暖かい声、楽しい声。

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2006年6月 1日 (木)

月末の実感の仕方

月末らしい。そうらしい。



週末は感じやすいのだが、月末って、なかなか感じ取れにくい。

週末は、駅前の賑わい。人の多さ。駅までたどりつけない、僕・・・。

そんなことから感じ取れるのだけど、

月末って・・・・・・、何かあるかしらね。





今日、駅に行くと、駅前で「ホットペッパー」を赤い格好をした人たちが配っていた。

「あ、ホットペッパーって、配るの月末だよね」

うんうん。月末であることを実感





電車に乗って目的地の駅に着き、ちょっと時間があったので、通帳の記帳をしようと銀行へ。

「うわ~、すごい人」

ATMに並ぶ、人・人・人。

「あ、月末だからだよね。これも」

また、一つ見つける。





ついでに、お金を下ろし、家賃などの振込みをする。

「あ、これも月末の行事だね・・・」



お金がぁ~。


消えていくぅ~。


ああ~。







月末であることを実感した、今日一日でした。

皆さんはどんなことで、月末を実感されますか?

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