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2006年7月 9日 (日)

おとなと子どもの境界線を探す

体に栄養のあるものをと、回転寿司屋へ。
体が弱っている時に、寿司がいいのかは疑問に思うが、好きなものを食べることが一番と、店に入る。




「楽しい~」
目の前では、寿司が皿ごと飛び出さんばかりの迫力で回っている。

僕は回転寿司屋が大好きだ。
見て楽しいし、食べておいしい。
二度楽しめる。




お腹に相談しながら、あらかたの食べたい寿司を食べた。あらかたと言っても、小食なので、限られているが。
さて、締めに何を食べるかと考え、カウンターの中にいる店員さんに「ウニ」を注文する。
最後に「ウニ」を注文するなんてと、寿司通の人には怒られるかもしれないが、前述同様、
好きなの物を食べる。それで締めるそれが一番。



しかし、「ウニ」はうまい。
口に入れたときの、溶けるような触感。
ほどよい苦味にコク。
こんなにうまい物が他にないのではないかと思ってしまうくらい、口に入れて酔いしれる。




「うん。満足」と店員さんにおあいそを告げようと、
声を口にしようとすると


「はて?」

一つ疑問が浮かんでしまった。
唐突に。




「俺、いつからウニを食べれるようになったのだろう」




小さい頃、寿司屋に言っても「ウニ」を食べることはできなかった。
おいしそうにほおばる親を見て、
「あんなに苦い物をなんでおいしそうに食べれるんだ」
と、エビを食べながら、おいしそうな顔をして対抗していた。

大人になっても食べれるようになるなんて想像できなかった。




「しかし、今、こうして食べれている。どのタイミングで食べれるようになったのだろう」




他にも、昔は甘くないお茶を飲むことができなかった。
初めてジャワティを買ったとき、あまりの苦さに、ほとんど道端に捨ててしまった。
今は、好んで飲むのに。




どこかに、味覚が変わる「おとなと子どもの境界線」があったのだ。
それは実感しやすいものではないから忘れやすかったのかもしれない。
案の定、どれだけ思い出そうとしても、思い出すことはできなかった。


いろいろな物が食べれるようになった今は、とても嬉しいし幸せだ。
「絶対、食べれるようになれない」
と言っていた、小さい頃の僕には申し訳ないが。




「店員さん。おあいそ」
満腹になったお腹をさすりながら、会計をし、店を出る。


好きな物を食べて、いっぱい元気になったような気がした。
店の外に出た時の顔は、ニヤニヤしていたかもしれない。

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コメント

体調崩されてたんですね(>_<)お大事にしてください。こんなに暑いのに寒いのはマズイですもんね。

私も昔ジャワティ飲めなくて人にあげた思い出がありますw
食べ物で苦さが美味しさに変わった代表はゴーヤと柚子。お茶ももっぱら苦いのが好きになりました。

もしや、人生の苦味を知っていくたび…?なんて
まだ若造ですが(^^;)

投稿: miki | 2006年7月10日 (月) 02時26分

僕は子供の頃、春菊がどうしても食べられなかったのに今はお鍋の春菊が大好きです。味覚っていつのまにか変わるよね。
でも、みんな共通なのは「苦いものを好きになる」みたいだね。それが大人の証なのかな?
昔好きだった、甘いものやカレー、ミートソース等がいまだに大好きな僕はまだまだお子様なのかもしれませんが・・・。


それにしてもりょーちんが元気になって良かった!
これからもっと暑くなりそうだし、回転寿司パワーで乗り切ろう!
ちなみに南国生まれの僕は、暑い時は辛いもの食べると元気になります。
涼しいところ育ちのりょーちんにはあまり参考にならないかな・・・?

投稿: タジマ | 2006年7月10日 (月) 21時24分

>mikiさん

そうかもしれませんね。人生の苦味を知って、苦い味を食べれるようになってきているのかも。

薬でも苦い味の方が体にいいと言います。
もっと苦味のあるものを食べれるようになって、いい男になれるよう頑張ります。
なんてね。

投稿: りょーちん | 2006年7月11日 (火) 00時05分

>タジマさん

僕もいまだにおこちゃまで、同じく、甘い物やカレーが大好きです。これだけは止められないのよね~。止める気もございません。おこちゃまだと言われようが。

「暑い時に辛いもの」。いいですね。
僕はね、辛い物、あまり駄目なんです。
なので、
「暑い時は熱いもの」です。
熱いお茶とか、コーヒーとか、ラーメンとか・・・。
熱いものを暑いときには食べる、飲むようにしています。

お店が寒いからという理由もありますが・・・。

投稿: りょーちん | 2006年7月11日 (火) 00時10分

子供って親の作った物ぐらいしか知らないわけですが
大人になるとお店で食べる機会も増えるし
お酒が飲めるようになったり、
新しい国や地域のお料理にふれるごとに
「大人の舌」になるのかもしれませんね^^

私はうには某料理屋さん以外食べられないです
今は大丈夫かな?試してないんですけど

投稿: にゃんたん | 2006年7月11日 (火) 01時14分

私も小さいころはウニは食べられませんでした。今は好きですよ。
お鮨食べたくなっちゃいましたよ~

お体、しばらくはお大事にね☆

私は子供のころ、コーヒーの苦さにこれをお金払って飲むなんて罰ゲームに違いないって思っていました。

今では、コーヒーにお砂糖入れるなんて信じられなくなっています

投稿: 夕陽 | 2006年7月11日 (火) 02時15分

>にゃんたんさん

そうですね。いろいろな世界、食の世界をすることによって、舌が肥えていくのでしょうね。

お袋の味というのは、今でも舌が覚えていて、実家に帰って食べた時は、いつもほっとします。
これは成長でも変化でもしなく、ずっと変わりません。

投稿: りょーちん | 2006年7月12日 (水) 00時16分

>夕陽さん

「なんで昔はあんなことしていたんだろう」
って思うこと、よくありますね。

カルピスを原液ぐらいの濃さで飲んでいたり、
アイスの大きな2ℓパックを一人で一気に食べちゃったり。

今では、信じられません。
ありえません。

味覚はどんどん変わってきています。
やっぱ一番の変化は、苦い物を食べれるようになったことかな。
ウニはほんとうに食べれるようになるなんて思っていなかった。

投稿: りょーちん | 2006年7月12日 (水) 00時20分

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