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2006年7月24日 (月)

自転車と僕に空気を入れる

自転車のタイヤの空気を入れた。
去年の10月に買ってから、一度も空気を入れていなかった。
家に空気入れがなく、自転車屋さんにいかないと入れられないからという建て前の言い訳はあるが、ただ単に、自転車屋さんの前を通りかかってもめんどくさいのでいれなかったのだ。
ただ、今日は通りかかる前から、「空気をいれよう」と固く決心をしていて、入れることになったのだ。だって、もう乗ってて、あまりにもひどいから。



空気を入れると、自転車はまるで生き返ったかのように軽やかに踏み出していく。
どこへでもこのまま行けるのではないかと錯覚するくらい、タイヤの回転がいい。
僕も、自分にも空気を注入されたかのように、颯爽としている。
気の向くまま、自転車の向くまま、走らせることにした。



かといって行く宛てはない。
自分の街、下北沢を駆け巡る。


  
改めて思う。路地の多さ。
日本の計画的ではない街計画、道路計画を嘆く人はいるが、
僕はこの路地が好きだ。
どこに出るのかわからない、まるで迷路のよう。
それがとても楽しい。



突き当たりにぶつかり、戻ることを余儀なくされる。
通ってきた道を逆走する。
これはこれでまた味がある。
さっき見た光景とは、逆向きに見れるだから。



ただただ、自転車を走らせ、狭いところを巡り巡るだけだから、何度も同じ道に出くわす。
一度会った人にも何度も会う。
「こいつ何をやっているんだろう」
って思われているんだろうな。
そんなことはお構いなし。
僕の心は自転車と共にある。
僕の心から空気は漏れていない。



曇った空から、雨粒が落ちてきた。
僕の尖った鼻を、少し濡らす。
この蒸し暑い時にはちょうどいいくらいだ。
迷わず、ペダルを漕ぐ足に力をいれ続ける。



自分の街なのに、新たな発見をいっぱいする。
公園がいっぱいある。
連なっているところもある。
知らなかった。今度、ゆっくり来てみよう。
この道はここに出るのか。
迷路の道が、僕の頭の中で組み立て直される。



空がどんどん暗くなり、雨粒が雨糸に変わり始めた。
そろそろ帰りなさいの合図だろうか。
体を自転車にゆだねながら、ハンドルを家の方向へ向かわす。



家に着く。
なめらかに自転車は止まる。
お腹がすいた。胸はいっぱいだけど。





「身を任せる」
それはとても心地よく、素敵なことだった。
自然のまま、流れるまま。

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コメント

ふわあああ!下北の空気が来たーーーーーーーーー!!!
懐かしい、ほんま懐かしい。
ウチの折りたたみ式チャリで小回りきかせてグルングルン回りました。今の携帯WINも当時はかなりのお値段。しかし怪しげな携帯ショップで全ポイント使って(かなりたまってた)購入。
古着屋めぐりがほんま楽しかったー!
お気に入りの帽子ゲット!絶対だれも持ってないはず!

なんか眠れぬ夜に素敵な空気をありがとう。

最後のくだり
【「身を任せる」
それはとても心地よく、素敵なことだった。
自然のまま、流れるまま。】

かっなり素敵です。もう一度、ほんまありがとう。

投稿: まる | 2006年7月24日 (月) 03時40分

憂鬱な梅雨空が吹き飛ぶ爽やかな日記ですね〜
今,自転車ないのですが又、欲しくなりました!

投稿: 夕陽 | 2006年7月26日 (水) 01時03分

>まるさん

下北沢の空気、お届けしました。
ほんと、ここは入り組んでいてね~。
最初、慣れるまでは本当に大変でした。
迷うしね。

今はもう、慣れたものよ~。
そりゃ、5年もいますからね。

この街にはすごく愛着があります。
街を愛し、こだわっていきたいですね。

投稿: りょーちん | 2006年7月27日 (木) 02時39分

>夕陽さん

ありがとうございます~。

自転車、いいですよ~。
普段歩かないとことか、いろんなところに行けちゃいますし。
風を突っ切っていくのが、好きでね。
風の音が聞こえるのも楽しいです。

お勧めです。

投稿: りょーちん | 2006年7月27日 (木) 02時41分

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